ドラクエの映画ドラゴンクエスト ユア・ストーリーを観てきたんだけど、レビューサイトを観たらボロクソに叩かれてたので、その理由を考察していきます
考察って言っても私の感想と、なぜ叩かれたかの私なりの考えを書くだけです。
ドラクエ映画は「問題のシーン」を除けば普通に楽しめる作品?良いところ&悪いところ
私はドラクエVはDS版のみプレイ済で、結婚相手はデボラを選びました。
そういった意味でもこの映画にデボラがでないのは残念だったなぁ
ドラゴンクエスト ユア・ストーリーを観た私の感想は「普通に面白い」
なんの評価も見ずに見終わった後の私の感想は「普通」でした。
ぶっちゃけ、期待したほどではなかったけど普通に楽しめました。
なんといっても、ドラクエの世界が現代技術の美しいCGで描かれていてとてもワクワクしました。音楽も本当に最高でした。
しかし、気になる点や違和感の部分は他の映画よりも少し多めに感じました。
ドラクエ映画 ドラゴンクエスト ユア・ストーリーの違和感を感じた点
この映画をみて私が感じた違和感は以下の4つ
- めっちゃ駆け足でストーリーが進む
- 声優に違和感(特にビアンカ)
- 主人公の表情がクドイ
- 度々入るドット描写などのゲームっぽい演出に違和感
※後述しますが、ドット描写などのゲームっぽい演出に関しては個人的には納得しています。
ストーリーが駆け足すぎる
まず、第一にドラクエVの世界を一本の映画にしてるので、すごい速さでストーリーが進みます。ゲーム内でもめちゃくちゃ重要なシーンも数秒で終わったりします。
例えば、ビアンカとの出会いやゲレゲレとの再会、石化した状態からの復活など・・・
この辺りは掘り下げれば幾らでも感動できるシーンを作れそうな物語だけど、数秒でさくっと終るのが悲しかったです。
声優の演技に違和感(特にビアンカ)
次に声優のほとんどが芸能人です。案の定、違和感があります。
特にビアンカ(有村架純)と子供時代の主人公の違和感がすごい
けど、意外と映画を見終わるころには慣れてしまっていた。慣れてってすごい。
有村架純も可愛いしな(手首F1モーター)
残念に感じたとこはこんな感じです。
1番評価を下げてる問題のシーンは違和感はあるけど「まあ、見方によってはありかなぁ」て思いました。後で詳しく書きます、
ドラクエ映画 ドラゴンクエスト ユア・ストーリーの良かった点 面白かった点
次に私がこの映画を観て感じた良かった点、面白いとこ
- 現代の美麗グラフィック技術でドラクエの世界を再現
- 3Dキャラが可愛い
- ドラクエだから許される王道の物語
- パパス(山田孝之)の迫真の「ぬわーーーっっ!!」
とにかく3DCGで描かれるドラクエの世界が愛おしい。
この作品の良さは本当にこれに尽きると思う。
ドラクエの世界、キャラクター、モンスターが非常にリアルに描かれている。
これだけで壮大な音楽とあいまってすごく感動する。
出典(https://dq-movie.com/index.html)
モンスターの質感などは非常に良く3Dで表現されていると感じた
ドラクエ映画の魅力 キャラクターが可愛い
とくにビアンカとフローラがめちゃくちゃ可愛い。とくにフローラ
出典(https://dq-movie.com/index.html)
マジで可愛い。幼いころにコレみてたら間違いなくイケナイ感情になってたゾ
これだけでも「もう一回見てもいいかも・・・」と思ってしまった。
パパス(山田孝之)の迫真の「ぬわーーーっっ!!」
このシーンね、観る前からどうなってるのか凄く期待してたんですよ。
これは流石のゲーマー山田孝之さんが声優をやっているだけあってちゃんと「ぬわーーっっ!!」って言ってて笑ってしまった。
しかも、ちゃんとシリアスなシーンにあった迫真の「ぬわーーっっ!!」である
これは期待を裏切らなかった数少ない部分である。
原作(ゲーム)での「ぬわーーっっ!!」
こんな感じで個人的に楽しめていました。
んで、これだけだったらまあ、普通くらいの評価だと思った。たぶん厳しく見ても星3くらいの評価だと思う。
が
ラストに問題のシーンが来ます。
以下は重大なネタバレ注意
ドラクエ映画 ドラゴンクエスト ユア・ストーリーの口コミが最悪評価、☆2の理由はコレ
問題は最後のラスボスと戦うシーンです。
簡単に言うと
「今までの世界は主人公がVR世界で遊んでいたゲームの世界でした」というもの
ラスボスもゲーム上のラスボスではなく、プログラムのウィルスが登場します。
ここまで、ドラクエの世界に入り込んでいた視聴者は「え?」ってなります。
私も正直これは少し冷めてしまいました。
そして、ラスボスのウィルスが主人公(サラリーマンの青年)に言います
「いい加減ゲームはやめて大人になれ」
私の心(や、やめちくり~)
結果としてウィルスは倒され「ゲームは無駄じゃない。僕たちの心に生きている世界は本物だ」的なメッセージ
なんというか、ゲーム好きの大人の視聴者からしたら今更そんなメッセージ言われても響かないんですよね。それよりもドラクエの世界に浸っていたのに、急に現実に引き戻される不快感が勝ってしまって頭に入らなくなる。
このシーンを観た私の感想としては
- 唐突すぎて思い付き感が凄い。
- しかしメッセージを分かりやすくするためか?
- 本当にゲームを愛してる人に刺さるか?
などの疑問が多く発生した。
そして、調べてみた結果
監督がそもそもドラクエやってなかった
や、やっぱりーーーー!!
これを知ってすごく納得してしまった
本当にドラクエ好きの視点で描かれたのではなく、ゲームに理解のあるゲームをしない社会人がメッセージを発信した作品だった。
まとめ 問題のシーンを含めて私が「普通」と評価した理由
最後のラスボスのシーンはありがちな展開だけど、ある意味予想を裏切られたのは間違いなかった。
この結末ではなく、ゲームの世界のストーリーのままだったらあまりに駆け足すぎて、中途半端な印象で終わっていたと思う。
そういった意味で綺麗にまとめるにはありなのかなぁっと。
個人的には2部か3部作にしてきっちりとしたドラクエの世界観でドラクエの映画を作って欲しかった。
その際には声優や監督もドラクエ好きの人で固めてくれたら最高。間違いなく傑作以上の作品になったと思う。
この映画が叩かれまくっている理由を簡潔に言うと
「ゲームファンを対象にした映画なのに、監督の思い付きで視聴者の気持ちを考えずに話を改変したせいでめちゃ叩かれてる」
て事
ゲームはしないけど子供がゲームをするっていう親御さんにはウケる展開だとは思いました
天気の子観ればよかったかなぁ…