こんにちは、ものがまです。趣味で購入したイヤホンやガジェットのレビューをやってます。
@Monogamaaa
今回は、ShokzというメーカーのOpenRun Pro 2という骨伝導ヘッドホン。

GEOの激安骨伝導から謎の中華ブランドの骨伝導ヘッドホン、ShokzのOpenCommというマイクを搭載したモデルなど
私は過去にいくつも骨伝導ヘッドホンを購入し、試してきました。
今回紹介するOpenRun Pro 2はかなり評判も良く、かなり革命的な印象を受けたので記事しました。
ぜひ最後までご覧ください。

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見た目・付属品
パッケージ
私が購入したのはプロマラソンランナー大迫傑氏のコラボモデル。

正直、私は大迫傑さんにていては名前くらいしか知らなかったが、デザインが格好良かったのでこのモデルを選んだ。

内容物(付属品)


本体、キャリングケース、充電用ケーブル、説明書、コラボモデル限定の大迫傑氏のサイン入りカード
パッケージやキャリングケースには大迫氏のサインがデザインされており、他カラーと同価格ながら豪華な仕様。

本体
OpenRun Pro 2にはミニサイズと標準サイズがあり、これは標準サイズ。

ゴールドとシルバーのグラデーションカラーがカッコいい。

スピーカー部分。OpenRun Pro 2は骨伝導ヘッドホンながら空気伝導のスピーカーも搭載している。

物理ボタン。電源と音量上下、再生停止用(電話応答)のボタン


スペック
価格 | 27,880円(税込) |
ドライバー | 空気伝導+骨伝導 DualPitch™ |
Bluetooth | 5.3 |
対応コーデック | SBC |
連続再生時間 | 最大12時間 |
急速充電 | 5分で2.5時間 |
防水防塵 | IP55 |
重量 | 約30g |
着脱感知 | なし |
マルチポイント接続 | 2台まで |
低遅延モード | なし |
前作OpenRun Proとの大きな違い
Bluetoothのバージョンや駆動時間、急速充電などがパワーアップしている。
個人的に大きな変更点は、充電端子が専用端子からType-Cになったこと。
また、DualPitchのデュアルドライバー構成で空気伝導+骨伝導を採用しているのも特徴。
Shokz OpenRun Pro 2 レビュー
それではShokz OpenRun Pro 2の音質についてレビューしていきます。
音質 | 骨伝導とは思えない自然すぎる音
第一印象「これ本当に骨伝導?」ってくらい自然な音です。
骨伝導は少なからず震えが伝わってムズムズする印象だったのですが、これは全くムズムズしません。
DualPitchによる骨伝導の振動を抑えた設計。空気伝導+骨伝導のデュアルドライバーになったことで、骨伝導で無理に低音域を伝える必要がなくなったことが大きいと思います。

上記の評価は同価格帯のワイヤレスイヤホンと比べた相対的な評価になります。
数値は低く見えますが、骨伝導ヘッドホンの中では最強クラス、というか今まで試した中で一番音質の良い骨伝導ヘッドホンだと思います。
音の印象
非常にバランス良く、中音域~高音域がクリアに聴けます。そのため、歌物音源のボーカル、ラジオや音声系の音源もストレスなく聴けます。
骨伝導にありがちな変な籠りやドンシャリ感もなく、非常にクリアで自然な音質が魅力的です。
低音域も迫力のあるものではありませんが、低音も分かるくらいには感じられます。
高音域
コーデックがSBCなこともあって、解像度は高くありませんが柔らかく聴きやすい音です。
刺さらないので長時間しても苦にならない、優しい高音域で私は好きな音でした。
空気伝導のおかげか、広がりもあります。
反面、繊細な超高音域やキレキレなサウンドではありません。
というか、そういう人は骨伝導やオープン型のイヤホンを使わないと思います。
中音域
他の音域と明確に分離しているわけではないのですが、空間を支配する割合が中音域は大きめ。
低音域、高音域に埋もれないボーカルが素晴らしいです。
私はボーカルや人の声を主役にして聴きたいのでバランスは良く感じました。
低音域
普通にでます。
とはいえ、他の音域よりも主張せず、あくまでベースとしての役割のみを果たす量です。
オープン型は低音域が弱めになる物が多いのですが、不足を感じるほどではありません。
響くような重低音は出ませんが、中低音域はそこそこ出るので昔のインナーイヤー型イヤホンのようなイメージでしょうか。
イコライザー&空間オーディオ
専用アプリによるイコライザーを搭載しています。5種類+カスタムEQ


デュアルドライバーになったことで、音漏れが大きくなってしまう懸念点がありましたが、EQのプライベート設定で対策が可能です。
アプリ機能
アプリの機能を紹介します。

マルチポイントのオンオフ、メディアのコントローラーが可能。操作の割り当て設定などは非対応。
音の遅延検証
このイヤホンには低遅延ゲームモードなどは無いので、計測結果はSBCのみです。
(Xiaomi 15 Ultraで計測)
SBC:+300ms
この遅延量は、動画視聴ならギリギリ気にならないかな…?くらいの遅延量。
動画視聴でも気にする人には気になるレベルだと思います。
マイク性能(通話音質)
内臓マイクで録音した音源をご参考にどうぞ。
マイク評価
非常にクリア。
特にノイズキャンセリング性能が素晴らしく、音声に殆ど影響なく綺麗にノイズを除去している。
これならリモート会議での使用も問題なく利用できそう。
装着感・使用感
装着感と使用感共に素晴らしいです。眼鏡の上から装着しても違和感がなく、長時間使用しても痛くなりません。
しかし、眼鏡+マスクだと流石に耳への存在感は強くなります。(それでも他の骨伝導よりマシですが)
骨伝導ヘッドホンながら、振動でムズムズする感じが一切なく、耳の穴や内側に一切触れないため、耳の内側の油などが気になる人には嬉しい製品です。
イヤーカフ型との住み分けは?
イヤーカフ型が流行っていますが、あれは耳の内部に本体が当たるのが気になる人もいます。
一方で骨伝導は耳を一切塞ぎません。骨伝導ヘッドホンを装着した状態で耳栓もできちゃいます。(やらない)
また、連続再生時間とマイク音質もOpenRun Pro 2に軍配が上がります。
ただこれはOpenRun Pro 2の性能が良いだけでイヤーカフに負ける骨伝導もあるのは注意です。
激しい不運動をしてもまず外れませんし、TWSイヤホンのように紛失する心配もないです。
IP55で汚れや水にも強く、屋外で使うのには一番良い選択なのではないでしょうか。
OpenRun Pro 2 評価まとめ
OpenRun Pro 2の評価をまとめるとこんな感じ
OpenRun Pro 2 評価まとめ
- 骨伝導の中では最高クラスの音質
- ムズムズしないのに低音も普通に出る
- Type-C対応で2分の充電で2.5時間再生
- とにかく自然な装着感
- コーデックがSBCのみ
- 操作の割り当ては設定不可
- 充電端子の蓋が閉めにくい
良いところ
流石、日本で一番売れている骨伝導のShokz。非常にクオリティが高いです。
デュアルドライバーになったおかげで音質面もバランスの自然な音を実現しています。
マイクの音質も優秀。リモート会議や通話用のヘッドセットとしても使えるレベルだと思います。
また、電源ONから接続の早さ、物理ボタンなのも使いやすくて使用感も◎
気になったところ
音質はコーデックだけに依存するものではないがSBCだけなのは、気になる人が多そう。
特に日本はiPhoneユーザーが多いのでAACには対応して欲しかったです。
また、ボタンの操作割り当てもアプリなどで設定ができないのも、最近のイヤホンでは珍しいです。
それと充電端子の蓋が閉めにくいのが気になりました。空いてると防水性能が落ちるので重要。

Shokz OpenRun Pro 2 は買うべき?おすすめ?
スポーツ時に使用する骨伝導ヘッドホンを探しているなら、間違いなくおススメです。
スポーツ時にズレないヘッドホンを探している人
骨伝導ヘッドホンを探していて失敗したくない人
骨伝導でムズムズしない装着感を求めている人
一方で、音に迫力を求める人、作業用や骨伝導のイメージで音漏れしないイヤホンを探しているなら、別のイヤホンがオススメ。
