こんにちは、ものがまです。
私はこれまで、20本以上のスマートウォッチを購入してレビューしてきました。
今回紹介するのは、SHARPから発売された「からだメイトWatch (MH-W01)」です。
正直、今はあまりお金に余裕がありません。それでも、こうした面白いガジェットを見ると買わずにはいられませんでした。
発売されたばかりでレビュー情報も少なかったため、人柱になるつもりで購入。今回は情報の鮮度を重視し、
7日間使用した時点での感想をまとめます。

からだメイトWatchとは?
からだメイトWatchは、SHARPが発売したスマートウォッチです。
主な機能は以下のとおりです。
- スマートフォンの通知表示
- 歩数や心拍数などのヘルスケア記録
- iPhoneのヘルスケアとの連携
- 睡眠記録
- 運動記録
- 電話の着信応答と通話
- 天気予報
- アラーム
- タイマー
- スケジュール確認
- スマートフォンを探す
- フラッシュライト
- 音楽アプリの操作
- スマートフォンカメラのシャッター操作
一般的なスマートウォッチに搭載されている機能は、ひと通り備えています。
最大の特徴は摂取カロリーの自動記録
からだメイトWatchの最大の特徴は、食事による摂取カロリーを自動で推定してくれることです。
これまでにも、毎日の摂取カロリーを記録しようと思ったことは何度もあります。
しかし、食事の写真を撮ったり、料理や分量をアプリへ手入力したりするのが面倒で、なかなか続きませんでした。
自動で記録してくれるのであれば、面倒くさがりな私でも続けられそうです。
ただし、食べてすぐにカロリーが表示されるわけではありません。身体に吸収されたあとに計測されるため、表示までに数時間のラグがあります。
公式の案内によると、場合によっては反映まで8時間以上かかることもあるようです。


過去には似た製品も存在した
摂取カロリーの自動記録は、米HEALBE(ヒルビー)社の特許技術(FLOWテクノロジー)を使用しています。
摂取カロリーの自動記録機能を備えたスマートウォッチとしては、過去に「Healbe GoBe3」という製品がありました。
ただし、使い勝手やデザインなどの影響もあり、日本ではあまり広く普及していない印象です。
からだメイトWatchは日本企業であるSHARPの製品ということもあり、今後どこまで普及するのか気になります。
外観と装着感
からだメイトWatchは、GoBe3よりも一般的な腕時計に近いデザインです。

いかにも特殊な計測機器という外観ではないため、日常でも比較的使いやすいと思います。
サイズや厚みも、この種のスマートウォッチとしては許容範囲です。手首が細めの私でも、ギリギリ日常的に装着できる大きさでした。

ただし、腕の細い女性が着けると、少し大きく感じる可能性があります。
また、付属のバンドは装着しているとチクチクして、かゆくなることがありました。このあたりは肌との相性もありそうです。

基本機能を使った感想
スマートフォンの通知

スマートフォンに届いた通知を、腕元で確認できます。
ただし、最初に表示される情報量は少なめです。通知画面では1行あたり10文字程度しか表示されず、タップすると5行ほど確認できます。
通知内容をしっかり確認したい人には、少し物足りないかもしれません。
水分バランスも自動で計測

もうひとつの特徴が、体内の水分バランスを自動で計測してくれることです。
水分が不足していると判断されると、スマートウォッチから水分補給を促されます。
特に暑くなる季節や、デスクワークに集中して水分補給を忘れがちな人には便利そうです。
なお、体内の水分バランスは自動で計測されますが、実際に飲んだ水の量は手入力する必要があります。
睡眠記録
睡眠記録については、Garmin Venu 3Sも同時に装着して比較しました。

比較した範囲では、からだメイトWatchの睡眠記録はかなり優秀だと感じました。
夜の睡眠だけでなく、二度寝や昼寝も記録してくれます。反映までに多少ラグはありますが、睡眠時間を大きく外している印象はありません。

運動記録
運動記録機能もありますが、ウォーキングの場合は、基本的には手動で開始する必要があります。
激しめの運動なら「運動中ですか?」というような通知が来るようです。
普段の散歩などで自動検出を重視する人には、少し使いにくく感じるかもしれません。
アラーム
一般的なアラーム機能はありますが、設定した時間に鳴るだけの非常にシンプルなアラームです。
スヌーズ機能だけでなく、眠りの浅いタイミングで起こしてくれるスマートアラーム機能が欲しいところです。
アラームをスマートフォンアプリから設定できるようになると、さらに使いやすくなると思います。
操作感とディスプレイ
画面の動きはスムーズで、ウォッチフェイスの切り替えも高速です。
ウォッチフェイスは意外と種類が多く、気分や服装に合わせて変更できます。
ディスプレイはフラットで見た目もきれいです。製品全体の質感も安っぽくありません。
摂取カロリーはどのくらい正確なのか
からだメイトWatchの最大の魅力である、摂取カロリーの自動記録を実際に試しました。
食べた直後には反映されないため、どの食事がいつ表示されたのか判断しにくい部分があります。
以下は、特に変化が分かりやすかった使用開始から7日目までの記録です。
1日目
からだメイトWatchは午後に届きました。
装着前に昼食として蕎麦を食べていたため、その分も記録されるのか気になっていました。
装着後しばらくは0kcalのままでしたが、夕方になると摂取カロリーが増加。蕎麦だけでなくカフェオレも飲んでいたため、実際の摂取量よりは少し低い数値だと感じました。
夜の表示は701kcalでした。
夕食だけでも800kcal前後は食べていたと思いますが、23時頃に確認しても数値は変わりませんでした。夕食分はまだ反映されていなかった可能性があります。
2日目
日付が変わると、その日の摂取カロリー表示は0kcalにリセットされました。
しかし、朝起きるとカロリーが増えていました。おそらく、前日の夕食が遅れて反映されたものだと思います。
前日の表示と朝に追加された分を合計しても、実際の摂取カロリーより500kcalほど少なく感じました。
3日目
朝起きた時点で469kcalと表示されていました。これも前日の夕食分だと思われます。
その後、約250kcalの菓子パンを食べました。
昼食には、表示上で約1,226kcalになる高カロリーな食事を選びました。さらに、ご飯を大盛りにして、お菓子も食べたため、実際には1,500kcal前後摂取していたと思います。
昼食から約2時間後の表示は767kcalでした。
昼食分はまだほとんど反映されておらず、朝の菓子パンなどを考えると妥当な数値だったのかもしれません。
夕食には約500kcalの食事を取りました。
夕食後の表示は1,152kcalでしたが、この数値は寝る前まで変わりませんでした。
4日目
朝起きた時点で918kcalと表示されていました。
前日の昼食はかなり高カロリーだったため、摂取量に比例して表示も大きく増えたように見えます。
ただし、前日の最終値と朝の数値を単純に足しても、実際の摂取量とは一致しません。
5日目
この日も、前日の夜に食べた分が翌朝になって表示されました。
使い始めた直後よりも、徐々に反応や数値が安定してきたように感じます。
6~7日目
最初よりもカロリーの反映が早くなった気がします。
また、過去の摂取カロリーの記録を見ると、当日に表示されていた表記よりもカロリーが増加。より正確な値になっていました。
最終的には前日の夕飯分が後日にズレ込むものの、総合カロリー的には誤差15%くらいになっている気がします。
7日間使って分かった摂取カロリー記録の特徴
7日間使った時点では、摂取カロリーの自動記録は思っていたよりも使えそうという印象です。
食べた量が多い日には表示されるカロリーも増えていたため、食事量の変化にはある程度反応しています。
特に4日目から5日目以降は、使い始めた直後より数値が安定してきたように感じました。
一方で、反映までのラグが長く、前日に食べた分が翌日の表示に加算されることがあります。
0時になると表示がリセットされるため、画面上の「今日の摂取カロリー」と、実際にその日に食べたカロリーの計測タイミングがずれてしまいます。
そのため、1日単位で正確な数字を確認する用途よりも、数日から数週間単位でおおまかな摂取傾向を見る機能として使う方がよさそうです。
公式HPにも最大89%の精度とあり、今回の10~15%ほどの誤差は私の検証結果と一致します。

からだメイトWatchの良かったところ
- デザインと質感が良い
一般的な腕時計に近いデザインで、GoBe3よりも万人受けしそうです。 - 摂取カロリーを自動で記録できる
多少の誤差やラグはありますが、手入力なしで摂取傾向を確認できます。 - 水分バランスの反応が早い
水分を取ると比較的すぐに変化するため、分かりやすく感じました。 - 水分補給や立ち上がりをしっかり促してくれる
良い意味で通知がしつこく、デスクワーク中の健康管理に役立ちます。 - 睡眠記録が優秀
二度寝や昼寝も含めて記録してくれます。 - 操作がスムーズ
画面の動きやウォッチフェイスの切り替えが高速です。 - ウォッチフェイスが意外と多い
デザインを変更して楽しめます。 - ディスプレイがきれい
フラットな画面で、見た目もすっきりしています。
からだメイトWatchの気になったところ
- 通知で確認できる情報量が少ない
最初の画面では1行10文字程度しか表示されません。 - 運動記録はほぼ手動
自動で運動を検出してほしい人には不便です。 - アラームが使いにくい
スマートアラーム機能や、アプリからの設定に対応してほしいです。 - バッテリー持ちは約1.5日
実際に使った範囲では、約36時間程度でした。 - 充電するタイミングが難しい
1日23時間の装着が推奨されている一方で、バッテリー持ちは約36時間です。睡眠も計測したい場合、いつ充電するか悩みます。ただし、フル充電は約1時間なので物理的には可能なスペックです。 - さまざまな記録にラグがある
最終的におおむね記録されるが、途中まで、不安になることがあります。 - バンドがチクチクする
長時間着けているとかゆくなることがありました。 - 水分摂取量は手入力
水分バランスは自動計測されますが、飲んだ量は自分で入力する必要があります。 - 価格が高い
定価約6万円という価格を考えると、FeliCaやタッチ決済にも対応してほしいです。
基本機能だけを見ると割高
個人的に非常に面白い製品なので、今後も活用していこうと思います。
特に一週間~月単位でカロリーを記録するには非常に良い製品だと思います。
一方で「今日は食べ過ぎてるから夕飯は〇○カロリーに抑えよう!」みたいな使いかは向きません。
自動カロリー記録を除くと、できること自体は5,000円前後のスマートウォッチと大きく変わりません。
これは、さまざまなスマートウォッチを試してきたガジェット好きとしての意見です。
一般的な利用者にとっては、機能が多すぎず、これくらいシンプルな方が分かりやすい可能性もあります。
それでも、約6万円という価格を考えると、タッチ決済やスマートアラームなど、もう少し機能が欲しいところです。
今後改善してほしいところ
前日分のカロリーを分けて表示してほしい
現在は0時になると、その日の摂取カロリーが0kcalにリセットされます。
しかし、前日の食事が翌朝に反映されるため、どの食事によるカロリーなのか分かりにくくなります。
「前日分」などの表記を追加して、実際に食べた日と計測された日を分けて確認できるようにしてほしいです。
スマートアラームに対応してほしい
睡眠状態を計測できるのであれば、眠りの浅いタイミングで起こすスマートアラームにも対応してほしいです。
スマートフォンアプリからアラームを設定できるようになると、さらに便利だと思います。
ポケモンスリープと連携してほしい
睡眠記録を取れるため、ポケモンスリープなどの睡眠アプリとも連携できるとうれしいです。
水分摂取量も自動で推定してほしい
水分バランスは自動で計測できているため、その結果から水分摂取量もある程度自動で推定できると便利です。
どんな人におすすめ?
デスクワークが中心の人
長時間座り続けていると、かなりの頻度で身体を動かすように促されます。
水分補給を促すタイミングも比較的正確です。
ここまでしっかり見張ってくれるスマートウォッチは珍しいため、仕事に集中すると立ち上がることや水分補給を忘れてしまう人に向いています。
おおまかな摂取カロリーを記録したい人
現時点ではラグや誤差があるものの、長期的に見れば、おおまかな摂取カロリーや食事量の変化は記録できそうです。
食事を毎回アプリに入力するのが面倒で、カロリー記録が続かなかった人には魅力的です。
リアルタイムの食事調整には向かない
反対に、「今日はまだ摂取カロリーが少ないから、間食や夕食を増やそう」といった使い方には向きません。
食事が反映されるまで数時間かかるため、その日の食事量をリアルタイムで管理するのは難しいです。
まとめ:癖はあるが、想像よりずっと良い
からだメイトWatchは、定価約6万円と、スマートウォッチの中でも高価な製品です。
その一方で、摂取カロリーを自動で記録するという非常に珍しい機能を備えています。
目玉機能である摂取カロリーの自動記録には、反映のラグや日付をまたぐ問題があります。
それでも、7日間使用した時点では、食事量の変化にはある程度反応しており、思っていたよりも使えそうだと感じました。
個人的には、摂取カロリー以上に、水分バランスの反応が早い点を気に入っています。
日本企業であるSHARPの製品で、デザインも比較的万人受けしやすいため、製品としてのポテンシャルはあると思います。有名人やテレビなどで紹介されれば、一気に注目される可能性もありそうです。
ただし、今後Apple Watchなどに同様の機能が追加された場合、厳しい競争になることも予想されます。
今回は、使用開始から7日間時点でのレビューです。
摂取カロリーの精度やバッテリーの劣化、長期間使った場合の変化については、今後も継続して使用しながら報告していきます。

