どうも!ものがまです。
今回はSoftearsというメーカーのイヤホン、Volumeをレビューしていきます。
価格は3万円前後。
Softearsは中華イヤホンでも有名なMoondropと同じ開発&研究チームらしく、Moondrop同様に高価格帯のイヤホンを多く販売しているメーカーです。
例えば、Softearsの他のイヤホンはコチラ。なんと24万円!高杉ィ!
https://hifigo.com/products/softears-rs10-10ba-iem-in-ear-monitor-earphone
そんな高級イヤホンメーカーのSoftearsが販売している、ギリギリ手の届くラインのイヤホンがVolumeです。
https://hifigo.com/products/softear-volume-iems
Softears Volume スペック&特徴
Softears Volumeのスペックはこんな感じ
ドライバー構成 | 10mmDD+BA2基 計3基 |
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インピーダンス | 5Ω |
音圧感度 | 123.7db/mW |
周波数帯域 | 8Hz – 40,000kHz |
3ドライバーのデュアルドライバー仕様。インピーダンスが5Ωと非常に低いのでスマホなどに直挿ししても十分なボリュームがとれる。
また、再生周波数帯域は最大40,000Hz。ハイレゾシールは無いが、ギリギリハイレゾ対応と言えるスペック。
Softears Volume 開封&パッケージ
Softears Volumeのパッケージはめっちゃ豪華!イヤホンとは思えない。見るからに高級な感じが伝わってくる。
付属品は中華イヤホンらしく非常に豪華。ただ、これにいくらコストがかかっているのか気になってしまう。個人的にイヤーピースとケーブル以外はいらない。
イヤーピースはパッケージングされたものが2種類未開封で入っている。
気になったのがパッケからイヤーピースを取り出す際に、イヤーピースの被膜?みたいなのがはがれたこと。使用上特に問題は感じていないがすごく気になる。
本体の外観はエメラルドのようで非常に綺麗。
フェイスプレートはシンプルな金属製。
ノズル部は樹脂製なので扱いには注意が必要。
ケーブルはハンドメイド感があるが、取り回しはしやすい。2pin端子で他イヤホンとの互換性も高そう。
Softears Volume 音質レビュー
全体の第一印象
カナル型と思えないくらい広い音場と高い解像度で流石約3万円するだけある。
個人的に今まで聴いた3万前後のイヤホンの中でも上位に入る音だと思う(そんな種類聴いてないけど)
高音域
中華イヤホンは高音域がデジタル臭いというか、機械的な鳴り方をするものが多いが、このイヤホンは非常に繊細で聴きやすく奇麗に鳴る。といっても暖かい感じもしない。不思議な感じ。ある意味機械と暖かいの中間的な中立的サウンド。
中音域、ボーカル
高音域に比べると、一歩下がる印象。ボーカルもしっかり楽しめるバランスだが、ボーカルだけにフォーカスの集まった音ではなく、ボーカルとその周辺にフォーカスを広めにとったような音。
低音域
一番好みが分かれそうなのがこの低音域。低音域はちゃんと出ているのだが中低音の量が控えめ。悪く言うと薄いと感じるかも。
一方で重低音域は良く出ている。そのため、音場の広さと相まって迫力のある低音がでるものの、低音の密度というか分厚さみたいなのはあまり感じられなかった。
ただ、個人的にこの低音域の鳴り方はかなり好み。あまり中低音が出すぎるとほかの音域がぼやけたり、低音に引っ張られたバランスになってしまう。
重低音は出しつつも、中低音域を抑えめにすることで、低音の迫力も感じられて中高音域の抜けの良さを実現したこのチューニングは凄いと思う。
総評
Softears Volumeは、全体的に中高音域にフォーカスのある、バランス系・モニターライクかと思いきや重低音と音場の広さでちゃんと楽しいイヤホンになっている。
流石約3万円するだけのことはある。というか、普通に今まで聞いてきた3万円のイヤホンの中でも上位に好きなイヤホン。
ただ、中低音域の厚みのあるブリブリとしたサウンドが好みの人には合わない可能性が高いイヤホンなので要注意。あとイヤピの品質がちょっと気になった。