どうも、ものがまです。(@MonoGamaaa)
今回は過去にレビューした1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの中から、ノイズキャンセリングの性能に重点を置いてレビューしていきます。
対象のイヤホンは、2021年以降に発売してそこそこ話題になったイヤホン。そして、過去にレビューしたイヤホンを対象とします。
ノイズキャンセリングのレビューについて
まず最初に、この記事のノイキャンの評価基準を明確にしておきます。
細けぇこたぁいいんだよって人は飛ばして大丈夫です。
というのも、今までのレビューだとANC(アクティブノイズキャンセリング)性能を感覚で評価している部分が多く、見てる人に分かりにくいと思ったからです。
他のレビューをしている人も、この辺の評価基準が決まっている人は少なく、その人の感覚で評価しているものが殆どです。
そこで、評価基準を設定し、視聴者も同じ環境で評価できるようにすることで自分と視聴者との評価の乖離を分かりやすくし、指標とすれば参考になるかと思ったからです。
以下が評価基準です。
ノイズキャンセリングイヤホンの評価の見方
次に評価の見方をSONYのWF-1000XM4を例に説明します。
【遮音性の評価】
→ANCをオフにした遮音性のみのノイズキャンセリング性能の評価です。
遮音性は普通。付属のイヤーピースがウレタンだからもっと良いかと思ったんだけど、
遮音性はコンプライの物に少し劣る印象。高音域は3割くらいカットされる。低音域も1~2割くらいカット。
【ノイキャンの評価】
→ANCをオンにしたアクティブノイズキャンセリング性能の評価です。
高音域と低音域は8割以上カットされる。
残るのは、中低音と中高音。特に中高音域はどうしても残る。ただ、中低音域は6割以上、中高音域も4割近く小さくなる。
音楽を流せばほぼ気にならない。
人の音声は半部くらい。TWSにしては凄いと思う。
【ざっくり総評】
筆者の総評です。
SONYのまわし者というわけではなく、評価基準として、持っているイヤホンの中で
一番知名度とノイキャン性能が高いのがコレだったので例に出しました。
【検証】1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンのノイキャン性能最強は?
AVIOT TE-D01q
装着感はいいが、遮音性は低い。
ANCオフだと高音域は1~2割くらいのカット。
イヤピースの互換性は高いので、
イヤピで遮音性を補うのが良いかも。
高音域と低音域のノイズは3~4割くらいカットされる。ただ、中音域の除去がかなり苦手な印象。
特に中高音域はむしろフォーカスされてオフ時よりも聞こえるようにすら感じる。
わざと人間の声などは聞こえやすしているのかも。
Anker Life P3
遮音性は中の下 TE-D01qよりも若干良いくらい。
交通機関モードでは、低音域のノイズは8割~9割カットされる。それ以外の中音域は4割くらいのカット。
ノイズキャンセリングモードの屋内での、人の声の除去性能はなかなか優秀。
大音量のノイズは除去しきれないけど、40dB前後のノイズなら音楽聴きながら使用する事を考えると十分な性能かもしれない。
SOUNDPEATS T2
耳に合っているだけかもしれないが、遮音性はなかなか優秀。中の上くらいの遮音性がある。
イヤピの互換性も悪くないのでさらに遮音性には期待ができる。
今回検証してみて、一番意外だったのがこのT2。
値段の割にかなり高得点です。
特に電車内のノイズ除去性能は高く、1万円近くするイヤホンにも負けていない
人の声の除去は少し苦手に感じたが、低音、中低音、高音域の除去は4割近くカットされ5千円で買える事を考えるとかなり優秀
realme Buds Air pro
遮音性は中の下。軽くて耳を圧迫しないので長時間の使用には嬉しいがノイズのカット率は低め
TE-D01qに似たタイプのノイキャン。
電車内のノイズは得意だが、人混みなどの人の声の除去は苦手。電車の低音の除去性能は優秀で9割近くカットされる。
中高音域が苦手。
プリによる拡張性や着脱時の自動再生停止機能もあるが、定価を考えるとちょっと割高かも。けど、値崩れして8千円くらいならアリだと思う。
Earfun Free Pro
小さくて軽いので個人的には好きだけど、遮音性はちょっと低め。
ケースが小さいため、イヤーピースの互換性も低いのが残念なところ。
スペック上でもANCの性能は他のTWSに劣るが、実際の使用感もそう感じた。
とはいえこのイヤホンは、この価格でこの小ささ、そしてワイヤレス充電にノイズキャンセリングまでついているので、
ノイキャン性能が低いのは仕方ない気がする。
Earfun Air Pro
装着感が不評らしいのだけど、個人的には悪くない。ただし、遮音性は中の下くらい。
電車内の低音域のノイズ除去は得意だけど、人の声はかなり苦手なノイキャン。
交通機関で使用する場合は良いけど、カフェなどで使用すると効果をあまり体感できないかもしれない。
低音は7割カット、人の声は1割カットできてるか怪しい。
個人的にこのイヤホンは音質が好みなので気に入っているが、ノイキャンの性能だけをみると、最近は他のメーカーが追い上げてきている印象。
発売当時は、この価格でこのノイキャン性能はかなり衝撃的だったのに、TWSイヤホンの進化の早さが恐ろしい。
それよりもタッチ操作が、調子がいい時と悪い時で反応が違いすぎてストレス。
調子が悪い時は、何度やっても3回タップが反応しない。保証期間内なら交換してもらうのもアリかも。
Earfun Air Pro 2
Air Proより装着感と遮音性が優れている。
電車内のノイズ除去性能は今回紹介した中でも上位に入るレベルで十分。
人混みで使用してもノイズが除去されているのを感じられるレベルの効果あり。なかなか優秀。
Edifier TWS330
形はほぼAirPods Proなだけあって、装着感は良好。
遮音性も悪くない。
意外とノイズ除去性能は優秀。低音域、中音域のノイズ除去が得意な印象。
高音域のノイズ除去は少し苦手に感じた。人の声は女性の声だと3割くらいはカットしてくれる。ただ、男性の声の除去は苦手な印象
Edifier NB2 Pro
Earfun Air Proとほぼ同じなので説明は省略します。
電車内でのノイキャン性能は同じくらいか、若干上くらいの印象。
それよりも街中でのノイキャン性能が向上しているように感じた。
こうやってみるとEdifier TWS330の方がノイキャン性能は高い評価になっている。スペック的にもNB2の方が上なので、遮音性の部分が影響が大きいのだと思う。
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【結論】2021年一万以下ANC搭載TWSイヤホン ランキング
ここからは、今回評価した点数と個人的な主観でANCイヤホンのお勧めを3つ紹介
ランキングとは言ったけど、実質同率1位なのでお好きなのをどうぞ。
1位 Anker Life P3
ぶっちゃけ、私が友人におすすめを聞かれたらこれを勧めます。
ANC性能は今回紹介した中ではトップではありませんが、何といってもビルドクオリティが高いです。
詳細は個別のレビュー動画を見て欲しいのですが、見た目のつくりの良さもあり、高い所有感を得られます。
有名なメーカーなので、保証も安心できるし気に入らなかった場合のリセールバリューも高いです。
2位 SOUNDPEATS T2
何といっても、今回紹介した中で一番安いのにノイキャン性能もそこそこ優秀なこのイヤホン。
ANC性能で選ぶならコスパ最強はこの一台だと感じました。ただ、このノイキャン性能は遮音性に依存する部分も大きく、人によっては微妙に感じるかもしれません。
音質もドンシャリ系なので好みが分かれそうなのも注意です。
3位 Edifier TWS330
ノイキャン性能も高く、Edifierはアプリによる拡張性も高いため今回1位とさせて貰いました。
デザインも凄くなじみのある見た目をしていますし、価格も5千円台で買える事を考えるとかなりお勧めです。しかし、このイヤホンは海外のレビューをみるとあまり評価が高くないのが気になるところ。
また、バッテリー持ちが4時間と短いのが気になる。
その他のイヤホンについて
その他のイヤホンも個人的には、音質が好みだったり、デザインが格好良かったりしてお勧めしたいのですがこの動画ではANC性能を重視しているのでランク外です。
単体のレビュー動画をつくったころよりも、ライバル機が沢山出たことで評価が難しくなったと感じます。
数千円でできるノイキャン性能をアップさせる方法
買い替える前に試してほしいのが、COMPLYのイヤーピースを使う事です。
このイヤーピースは遮音性に非常に優れており、これだけでかなりノイズキャンセリング性能が上がります。
全体的にノイキャン性能が1.25倍くらいになる印象
今のイヤホンが気に入っているけど、ノイキャンだけ満足していないなら試してみて欲しい。
イヤピに千円以上使うのは抵抗があるけど、イヤホンを買い替えるよりは安いです。
また、COMPLYのイヤピを付属しているTWSイヤホンもあります。
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