こんにちは、ものがまです。趣味でイヤホンやガジェットのレビューをやってます。
@Monogamaaa
今回は、SOUNDPEATSのAir5 Pro Plus(Air5 Pro+)という完全ワイヤレスイヤホンを紹介します。
本製品のSOUNDPEATS Air5 Pro Plusは、この前レビューしたSOUNDPEATS Air5の派生的な製品です。
本製品はAir5 Proのパワーアップ版でありながら、SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plusと同様にMEMSドライバー搭載を搭載したSOUNDPEATSの音質特化イヤホンです。
Air 5 Proはノイキャンが強力な事が特徴なイヤホンでした。そしてCapsule3 Pro Plusは音質に定評のありました。
＋はこの両方の良いところどりをしており、これによりノイキャンも音質もSOUNDPEATS史上最強のイヤホンになったと期待されています。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro Plusは、価格に対して音質が素晴らしく衝撃を受けた製品なのですが、そちらと比較しながら本製品をレビューしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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見た目・付属品
パッケージ
パッケージはSOUNDPEATSお馴染みの感じ。
完全ワイヤレスイヤホンにしては、少し大きめのパッケージで豪華な印象です。
梱包も丁寧。SOUNDPEATSとEarFunはパッケージや梱包に安っぽさがないためプレゼントでも嬉しいかも。
内容物（付属品）
内容物一覧はこんな感じ。
本体、イヤーピース、マニュアル類、USBケーブル、クリーニングスティック
日本語対応の説明書
本体・ケーブル
5 Proと同様にAir5 Pro+は片手で開閉がしやすく、取り出しと収納しやすいデザインです。
イヤホン本体の見た目は似ていますが、微妙に違いがあります。
ノズルの凸は薄く楕円形。他社とのイヤーピースの互換性は低そう。
ケーブル
スペック
定価が1.4万円と高額になったが、機能面は全部入り。特に対応コーデックと連続再生時間は凄まじい。
| 価格 | 15,380円（クーポン割引有） |
| ドライバー | xMEMS Cowell + 10mm DD |
| 対応コーデック | SBC,AAC,aptX,aptX Adaptive,aptX Lossless,LDAC,LC3 |
| Bluetooth | 5.4 |
| ノイズキャンセリング | 最大-55dB |
| 連続再生時間 | 6時間＋30時間 |
| 防水防塵 | IPX5 |
| 重量 | 本体5g、ケース込51g |
| 着脱検知 | なし |
| マルチポイント接続 | 2台まで（LDAC時使用不可） |
| 低遅延モード | あり（LDAC時使用不可） |
| ワイヤレス充電 | あり |
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特徴①｜豊富なコーデック
ほぼ全部入りと言っていいレベルのコーデックの豊富さです。
Google PixelでもSamsung Galaxyでもハイレゾで音楽を楽しむことができます。
特徴②｜MEMSドライバー搭載
MEMSドライバーという、高価な有線イヤホンに使用されがちなドライバーを搭載しています。
ワイヤレスイヤホンでも8万円のNUARL Inovaterに搭載されて話題になりましたが、本製品は1.3万円。価格破壊すぎます。
（MEMSドライバーでも全く同じものというわけではないと思いますが）
MEMSドライバーの特徴として、非常に解像度に優れた高音域が特徴です。
SOUNDPEATS Air 5 Pro+ レビュー
それではSOUNDPEATS Air5 Pro+の音質についてレビューしていきます。
音質｜MEMSドライバーによる高解像度な高音域
使い勝手
最初、「SOUNDPEATS」というアプリで使用を試みましたが、うまくいかず「PeatsAudio」だと動作しました。
ケースの収納がAir 5 Proの形状なので、出し入れしやすくこの点もCapsule3 Pro+より有利な点です。
使用環境は以下
Xiaomi 15 Ultra
イコライザーは初期設定
音の印象
Capsule3 Pro Plusでも感じましたが、MEMSドライバーの恩恵が大きいです。
高音域の解像度が１万円台のイヤホンとは思えないクリアさで、広がりのある音になっています。
また、Capsule3 Pro Plusと同じかと思いきや、Air5 Pro+の方が少し中低音域の広がりが増えて全体のバランスが良くなった印象です。（気のせいカモ）
高音域が素晴らしいのでそちらに目がいきがちですが、低音域も必要最低限の出ていて非常に好みのバランス。
低音を重視する人でもEQで協調すれば満足できそうな音です。
高音域
広く、解像度も高く、ワイヤレスイヤホン全体の中でもハイレベルな高音域だと思います。
この高音域を出せるのは、３万円以上のクラスじゃないと無理かと思っていましたが本製品は１万円台。凄い。
ボーカルと同じかそれと同じくらい主張しますが、Capsule3 Pro Plusよりも落ちついた印象です。
しかし、それでもMEMSドライバー特有の寒色系の方向性なので、刺さる場合もあり、そこは人を選びます。
中音域
ボーカルは近めで鳴るため歌物の音源も楽しく聴けます。
高音域が明瞭なので中高域に少し物足りなさを感じるかもしれません。
一方で中低音域は緩めの輪郭で広がりがあります。低音の量が控えめなバランスが好きな私的には、Capsule3 Pro Plusの締まった低音が好みでしたが、一般的には5 Pro+の低音の方が好まれそうです。
低音域
抑えめですが、まあまあ出ます。
低音にこだわりがない人には丁度良い量、低音好きには物足りない量です。
重低音って程ではないですが、沈む低音域もある程度は出るため私は物足りなさを感じませんでした。
EQで低音をブーストすることも可能ですが、MEMSドライバーの高音域と調和させるのは少し難易度が高いので注意が必要です。
ボーカルについて
近めで鳴っており、高音域の解像度も高いため女性ボーカルが非常に綺麗です。ボーカルと高音域の二大要素を楽しめるバランスだと思いました。
寒色系なので生々しさに欠けるかと思いきや、解像度が高く前面で鳴ることもあってわりと好印象です。
アプリ機能
SOUNDPEATS Air5 Pro+のアプリ「PeatsAudio」の機能について紹介します。
「SOUNDPEATS」アプリはデバイスをスキャンしても本製品が見つからず、アプリを使用できませんでした。
イコライザー
豊富なプリセット、適応型EQ、カスタマイズEQなど選択肢は豊富です。
高音域が強いイヤホンなので低音域を強調するEQがおススメです。
ノイキャン＆外音取り込み
検証方法と基準についてはコチラ。
電車：7
人混み：6.5
低音域に関して、かなり強力なノイズキャンセリング性能があります。
ただ、高音域に関しては弱く、女性の声や電車の金属音などは残ってしまっています。
低音域だけでは高得点でしたが全体的に考慮すると、点数はそこまで高得点にはなりませんでした。
聴きやすさ：7
ノイズの少なさ：5
ホワイトノイズはまあまあ大きめ、しかし拾った音もクリアです。
しかし、デフォルトだと人の音量がちょっと小さめで声が聞こえにくい。
その場合は、人の声を強調するモードにアプリで変更が可能です。
音の遅延検証
SBC：+250ms
ACC：+250
LDAC：+350
aptX：+350
aptX Adaptive LossLess：+400
SBC：+100ms
ACC：+100
LDAC：
aptX：+100
aptX Adaptive LossLess：+200
全体的に遅延は少なめな印象。しかし、LDAC使用時はゲームモードが使用できない。
遅延を気にするならaptX接続でゲームモードをONにするのが良さそうです。
マイク性能（通話音質）
内臓マイクで録音した音源をご参考にどうぞ。
マイク評価
想像以上にマイク音質が良く、クリアな音声でした。
ノイズキャンセリングも強力に聞きますが、ノイキャン時は少し籠った音になります。
SOUNDPEATS Air5 Pro+評価まとめ
SOUNDPEATS Air5 Pro+の音質評価をまとめるとこんな感じ
SOUNDPEATS Air5 Pro+音質評価まとめ
- SOUNDPEATSの最高峰
- 1万円とは思えない高音域
- マイク音質も良い
- LDAC接続時に機能が制限される
- 高音域が刺さると感じるかも
- アプリの安定感と使い勝手がイマイチ
間違いなく1万円ちょっとで買える中では頭一つ抜けた音質ノイズキャンセリングを備えています。
価格以上の商品が欲しい人にオススメですが、音質が高音域が刺さりがちな点やアプリを使うのに会員登録が必要な点など、欠点もあります。
特にアプリ関係はアップデートで改善してくれると嬉しいです。
SOUNDPEATS Air5 Pro+は買うべき？おすすめ？
セールやクーポンで1万円くらいで買える人
スマホを複数台持っているなど、豊富なコーデックが欲しい人
高音域重視のイヤホンを探している人
