NW-ZX300ですが、前回レビューした時以上に気に入ってます。
ZX300の音質レビューはこちら
実はこのZX300と一緒に、MMCX規格のイヤホンを5極 バランス接続 可能にするMUC-M12SB1 (キンバーケーブル)を購入しました。
今回のレビューでは、このM12SB1のレビューを書いていこうと思います。
WM1 ZX300の魅力を最大に引き出すケーブル MUC-M12SB1
バランス接続?
5極ケーブルって何?
って人のために少しだけ説明します。
5極バランスケーブルってなにがいいの?
5極バランスケーブルとは
SONYのウォークマンやヘッドフォンアンプでバランス接続再生をするためのケーブルです。
バランス接続は普通のアンバランス接続ケーブルよりも情報量が多いため、解像度や音圧の優れた高音質で音楽を楽しむことができます。
現在、SONYが発売している純正のMMCX バランスケーブルはこの2種類です。
この2種類のケーブルの違いは、ケーブル部分が「キンバーケーブル」という有名なケーブルブランドの会社が作成している点です。 詳しくは以下の記事で説明していますのでご参照下さい。
詳しくは以下の記事で説明していますのでご参照下さい。
MUC-M12SB1 (キンバーケーブル)開封、外観レビュー
それでは、早速開封していきます。
パッケージ
箱を開けると麻袋(?)のような素材にケーブルが入っています。
かなり厳重な梱包です。
内容物は以下の通り
- ケーブル本体
- クリップ
- SHURE掛け用カバーキャップ
- 取扱説明書
SHURE掛け用のカバーキャップが付属しているので、SHURE掛けタイプのイヤホンでも使用可能です。
ただ筆者は、カバーキャップをつけるとケーブルを圧迫しそうで怖くてつけてません。
値段は高いが納得のクオリティ
ケーブルに2万円弱という非常に高価な商品ですが、開封してみると納得のクオリティです。
梱包も端子部分全てに保護が施されており、断線や酸化にかなり気を使っているのがわかります。
また、断線の一番の原因になるプラグ部分ですが、断線しやすい部分はゴムになっておりコードへの負荷がかかりにくくなっています。
同価格帯のケーブルを見てもここまでキチンとケーブルを商品化している物は少なく、流石SONYです。
ただ、ケーブル自体は太く硬いため取り回しは非常に難しいです。ポケットなどに入れるにはかさばるのでケースは必須になると思います。
値段が値段なのでカジュアルに持ち歩くというより、落ち着ける環境で聴くのに適していると思います。
MUC-M12SB1 (キンバーケーブル)の音質レビュー
現在筆者が所持しているMMCXイヤホンのSE535LTDとXBA-300に装着してのレビューになります。
NW-ZX300 + キンバーケーブル + SHURE SE535LTD
解像度の向上と高音域の広がりが素晴らしいです。
全体として音場が広がり、大人しめでキレイ系の音になります。逆に、ダンスやヒップホップなどのノリで聴かせる楽曲は苦手になる印象です。
NW-ZX300 + キンバーケーブル + XBA-300
全体的に音がクリアになります。音の分離もよくなり聴きやすい音になります。
高音域がかなりキラキラして刺さりやすくなります。低音の量は決して多くはないですが、沈んだ位置の低音も出るようになった印象です。
総評
まず、物としてのつくりはかなりしっかりしています。他ブランドの同価格帯のケーブルの中では、抜きん出ていると言えます。
反面、コードの太さやプラグ部の大きさからポータブル機で使うには不格好なのが気になります。
音に関しては、ZX300自体のバランス再生の特徴として、スピード感のある音楽よりも遅めのノリの楽曲が得意な印象があります。
M12SB1の特徴としては、バランス接続の恩恵もありますがかなり音の量が増えた印象です。しかし、前述した遅めのノリが得意な鳴り方をするので暑苦しくなく、聴き疲れはし難い音に感じました。
テンポの早いノリの良い曲はアンバランスで聴いた方が好きという方もいると思います。
そういう方は、アンバランスで聴けば良いし気分次第で音の特徴を自由に変えられるのはZX300の良いところだなと新たに思いました。
リケーブルに2万円弱という高い買い物でしたが、ZX300を活かすためには買って損はない商品だと思いました。SHURE SE535LTDとの相性も良かったのですが店頭で視聴したXBA-N3との相性がかなり良かったのでN3を持ってる方は、間違いなくオススメです。
バランス接続による恩恵は大きく、キンバーケーブルじゃなくても十分な効果を期待できます。
流石にケーブルに2万円は出せないという方はAmazonで安価な5極 バランス接続ケーブルが売られているのでそちらを購入するのもアリだと思います。
おわりに
この記事はバランス接続と、アンバランス接続で同じケーブルを試すことができていません。
そのため視聴条件が出力方法以外にも揃っていない部分があるため、かなり曖昧なレビューになっています。すみません。
ケーブルの視聴ができる店舗は限られているので少しでも参考になればと本記事を書かせて頂きました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
※ 本記事の音の感想はMonogamaの個人的な意見であり、後から評価が変わる場合があります。
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