どうも、ものがまです。
ANKERから発売した現状存在する全ての機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「SoundCore Liberty 3 Pro」を購入したのでレビューします。
結論までが長いと言われたので最初にまとめを言っておくと
- 現状、最高レベルの機能とコスパ
- EQ使わなくても良い感じになった音質
但し、マルチポイント接続はまだ不完全な部分もある
というのが使った感想。それでは、詳しく話していく。
Anker SoundCore Liberty 3 Pro 自腹購入レビュー
スペックについて
ぶっちゃけ製品ページの完成度が高く、とてもわかりやすくスぺックなどがまとめてあるのでそっちを観た方が良いまである。→公式HP
特徴的なのが2ドライバーのハイブリッドドライバー構成になったこと。これによって音質面がかなり期待できる。
また、現在TWSイヤホンに搭載されている主な機能は全て搭載されている。とにかく全部入りのイヤホンだ。
パッケージ&デザイン
相変わらずAnkerのパッケージはシッカリしています。
開封
内容物。イヤーチップとイヤーウェイングが4サイズ。充電ケーブル
ケース、スライド式で開くタイプ
アプリの機能 LDACの使用方法
アプリを導入すれば、ノイズキャンセリングの強度設定などが可能
LDACを使用するにはアプリから、本体のアップデートをする必要がある
【音質レビュー】Anker SoundCore Liberty 3 Pro 過去最高の音質?
AnkerのTWSイヤホンはEQを使わないとあまり好みの音ではなかったのですが、今回のLiberty 3 Proはそのままでも十分に良い音です。
これは、過去にAnkerのイヤホンをいくつも使ってる人なら誰でも同じ感想を持つと思います。観ていませんが他のレビュアーも同じことを言っていると確信しています。真逆だったら草
全体の印象
過去のAnkerと同じ低音寄りのドンシャリ傾向なのは変わらず。ただ、全体のクリアさは過去一なのでEQなしでも十分に聴ける音に仕上がっている。
特に中高音域から高音域が自然に伸びて広がる音になったのが素晴らしい。
クオリティの高い製品の多いAnkerだけど、音質についてはもう一歩なイメージがあったんだけど、そのもう一歩が達成された感じ。
一応、お勧めのEQも作ったので後ほど
低音域
量は多めで、フラット好きの私からしたら相変わらずちょっと主張が激しく感じてしまう音。ただ過去作に比べて、他の音域に被って籠った感じがかなり少なくなっているのでかなり聴きやすい音
中低音域が得意な音で、ドンドンと柔らかめな低音域なので重低音という程ではないが、しっかりと主張する低音域。
中音域
ドンシャリ傾向な音なので、中音域はメインではないがボーカルなども不満のないレベルできちんと鳴っている。
過去作はEQを弄らないとここがイマイチだったが、Liberty 3 Proは弄らないでも不満はほぼない。あとは好みの問題だと思う、よく言えば私はもっとボーカルを前に出したい。
ただ、中高音域は唯一少し苦手な印象。中音域は全体的に中低域に引っ張られている
高音域
Ankerらしくない自然で伸びる高音域。()
ドンシャリだけど、この高音域のおかげで籠った印象をあまり受けないのだと思う。
ただし、高音域が出るようになった反面、刺さる音ではあるので人の声などのブレス音やサ行などが気になる人はダメかもしれない。
これだけの機能全部を搭載しているのに、音質も妥協しないのは凄い。それで2万は安い気すらしてくる。
解像度と音場
音場は広くはなく、立体感もあまり感じないが各音域のバランスが良いので違和感なく聴ける。よくチューニングされた音のバランスだと思う。
解像度はLDACに対応したことで、TWSの中では上位機と十分に闘える高音域を手に入れた。ていうか、このイヤホン自体の価格が上位機種なんだが。
おすすめEQ設定
フラット好きにおすすめ
ドンシャリ好きにおすすめEQ
ノイキャン性能と外音取り込み
このブログでは、ノイキャン性能の評価方法を統一するために決められた音源と方法で評価を行っています。詳しくは以下を参照して欲してください。
遮音性評価
フィットする場所を探すのが難しいが、ハマった時の遮音性はなかなか優秀。自分に合ったイヤーピース選びが重要になってくる
ANCオン時の評価
低音のノイズ除去性能はかなり高い。低音に関してはWF-1000XM4と同等レベルの性能。しかし、中高音域に関しては若干劣る。聞き比べるとXM4の方が全体的にノイズを抑えている事がわかる。
とはいえ、Ankerの中ではトップレベルのノイキャンなのは間違いない。また、アプリのUIが分かりやすくなってノイキャン強度の手動設定が親切になったのも嬉しい。
外音取り込み
これは感動するほどではないが、普通に使える。
若干、高音域を過剰に拾う印象なのでマイクっぽさは感じる。ただ、風切り音抑制モードがあるので風切り音が五月蠅い事は無い。
過去にこれ以上に自然な外音取り込みのイヤホンは存在したが、個人的にはこのレベルの外音取り込みがあれば問題なしだと思う。
【買うべき?】Anker SoundCore Liberty 3 Proの良い点&残念な点
必要な機能をこれでもかというくらい
全部詰め込んだ最上位モデルです
その他にもデザインやスライド式のケースなど、
細かな部分までクオリティが高い製品です
ぶっちゃけ、弱点がなさすぎて若干無理やりなレベルで挙げています。他のイヤホンのレビューだとIPX4については、何も言っていない場合もある
ただ、イヤホン本体の形状が特殊なのは誰が見ても明らかで、少し装着が難しいのが欠点。そのためか、箱や商品説明など至る所に正しい装着方法のガイドが記されている。
あまり知られていないが、マルチポイント利用時はLDACコーデックが使えないので注意。また、マルチポイント接続時は途切れやすくなる気がする。
ただ、マルチポイントについてはどのメーカーのイヤホンも似たり寄ったりの性能で、まだ不完全な部分が多い機能なので仕方ないかも。
【どっちが買い?】Anker SoundCore Liberty 3 Pro と WF-1000XM4との比較レビュー
間違いなくコメントで聞かれると思うので、SONYのWF-1000XM4と比較してどっちがお勧めかを話していきます。
これは私個人の意見なので、広い心で聞いてほしいのですが、それぞれの性能の優劣をつけるとこんな感じになりました。
こうやってみると、たぶん優先順位の高い音質とノイキャン性能、外音取り込みがSONYの方が優れているのが分かると思います。
Anker SoundCore Liberty 3 Pro と WF-1000XM4の音質の比較
音質に関してもXM4の方がフラット寄りの音で、解像度と音場の表現も優れており、ボーカルを重視したい人やJ-POPなどと相性が良い音です。
一方でLiberty 3 Proは低音寄りのドンシャリで、低音域がXM4よりも優れていて、音場も広がりはありませんが迫力のある音になっています。
Liberty 3 Proも頑張っている音質なので、好みの人がいるかもしれないレベルの差に感じました。
Anker SoundCore Liberty 3 Proだけの強み
また、価格差を考えるとマルチポイント接続やそのほかの部分でLiberty 3 Proが勝ってる部分もあります。
これらの点から、お金をできる限り抑えたい人が性能の高いイヤホンを求めるなら間違いなくLiberty 3 Proの方がお勧めです。あと、マルチポイント接続が欲しい人。
一方で、お金はかかるけど音質がフラットな方が好きで、ノイキャン性能も少しでも妥協したくない人にはWF-1000MX4がお勧めです。
個人的には、マルチポイント接続にはそこまで恩恵を感じていないのでWF-1000MX4を持っているなら買わなくても良いかなというのが正直な感想です。
勿論、違った傾向の音が欲しいとかなら別ですが。