こんにちは、ものがまです。趣味で購入したイヤホンやガジェットのレビューをやってます。
@Monogamaaa
今回は、還元キャンペーンで募集したShokzのOpenFit 2+というオープンイヤー型のイヤホンをレビュー。
私がブログとYouTube活動で稼いだお金で視聴者さんのリクエスト商品をレビューする企画
アンケートで希望のあった製品から選んでレビューしている。案件ではない。

先日はPRで同ブランドShokzの骨伝導ヘッドホンOpenRun Pro 2(上記画像左)をレビューしました。しかし、今回OpenFit 2+は案件ではなく視聴者さんからリクエストがあったのでレビューする製品になります。
(念の為言っておくと、どちらも同じようにレビューしています)
ぜひ最後までご覧ください。

YouTube版はコチラ
見た目・付属品
パッケージ
シンプルなパッケージ
一度開封すると元には戻せない点は注意

内容物(付属品)

本体、ケース、充電用ケーブル、説明書類
これはOpenFit 2+というモデルですが、OpenFit 2というケースにワイヤレス充電機能が非搭載のものもあります。

本体
カラーはブラックとグレーの2種類。これはグレー。(ケースはシルバーに近い。)

本体は明るめのグレー

スピーカー部分

物理ボタンとマイク

スペック
価格 | 27,880円(税込) |
ドライバー | 17.3mm超大型ダイナミックドライバー |
Bluetooth | 5.4 |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続再生時間 | 最大11時間(ケース込で48時間) |
急速充電 | あり |
防水防塵 | IP55 |
重量 | 約9.4g、充電ケース込みで約71.8g |
着脱感知 | なし |
マルチポイント接続 | 2台まで |
低遅延モード | なし |
前作OpenFitとの大きな違い
前作からのパワーアップ点は主に下記。前→新
サウンド:DirectPitch™→DirectPitch™ 2.0
Bluetooth:5.2→5.4
連続再生時間:7→11時間
最大駆動時間:10日→270日間
防水防塵:IP54→IP55
コントロール:タッチセンサー→物理ボタン&タッチセンサー
DirectPitch™ 2.0になったことで、音漏れをさらに抑えられる仕様に。
また、最大駆動時間が270日間になったのは驚異的。
これなら充電ケースにしまい忘れても余裕で次回も使える。
個人的に大きな変更点は、操作類が物理ボタンとタッチセンサーの両対応になったこと。
誤操作が減って大幅にストレスが減るし、タッチセンサーも使える。
OpenFit 2+ レビュー
それではOpenFit 2+を実際に使ってみて感じた使用感と音質をレビューしていきます。
音質 | オープン型とは思えない音質
評判が良いのは知っていましたが、確かにかなり良いです。
オープン型ですが低音~高音まで非常に自然な音質で違和感がありません。
カナル型のように低音の迫力や解像度、繊細さは期待できませんが、フラットなヘッドホンのような音質です。

上記の評価は同価格帯のオープン型のワイヤレスイヤホンと比べた相対的な評価になります。
音の印象
非常にバランス良いいですが、若干かまぼこ寄りです。とはいえ、低音も開放型にしては迫力のある音が出ていますし、ボーカルも埋もれずに聴く事ができる絶妙なバランスです。
ありがちな籠りやドンシャリ感もなく、非常にクリアで自然な音質が魅力的です。
クールでもウォームでもない中間の音質でモニターライクではなく若干の迫力寄りです。
似ているのと思ったのがBoseのUltra Open Earbuds。こちらも開放型とは思えない低音と自然な音場表現がありますが、価格が高い事がネックでした。一方、このOpenFit 2+は半額くらいの価格でこの音質を実現できているのは凄いです、
高音域
解像度は高くありませんが柔らかく聴きやすい音です。
刺さらないので長時間使用しても苦にならない、優しい高音域で私は好きな音でした。
オープン型なのでヘッドホンのような広い音場表現もあります。
繊細さや解像度のあるキレキレなサウンドではありません。
中音域
低音域、高音域に埋もれないボーカルが素晴らしいです。
私はボーカルや人の声を主役にして聴きたいのでバランスは良く感じました。
距離も近めでラジオやAudibleなどの音声が主役の音源もストレスなく聴けます。
低音域
オープン型の中ではかなり良い低音です。
響くような重低音は出ませんが、中低音域はそこそこ出るので不満はありません。
ボーカルよりは主張せず、あくまでベースとしての役割のみを果たす量です。
オープン型は低音域が弱めになる物が多いのですが、不足は感じませんでした。
イコライザー&空間オーディオ
専用アプリによるイコライザーを搭載しています。5種類+カスタムEQ


その他にもDolby Audioのオンオフが可能

アプリ機能
アプリの機能を紹介します。
マルチポイントのオンオフ、メディアのコントローラーが可能、操作の割り当て設定に対応。


珍しいのがマイクのノイキャンをオンオフできること。

音の遅延検証
このイヤホンには低遅延ゲームモードなどは無いので、計測結果はSBCとAACのみです。
(Xiaomi 15 Ultraで計測)
SBC:+100ms
AAC:+80ms
驚いたことに低遅延ゲームモードなどはないのに非常に低遅延です。
私のスマホはBluetooth 6.0以下だと遅延が大きめになる傾向があるため、他のスマホやiPhoneだともっと低遅延の可能性が高いです。
この遅延なら、動画試聴も全く問題なく使用可能。ゲームも音ゲー以外なら違和感なく楽しめると思います。
マイク性能(通話音質)
内臓マイクで録音した音源をご参考にどうぞ。(音量注意)
マイク評価
ノイキャンOFF時の音質は非常にクリア。
これならリモート会議での使用も問題なく利用できそう。
しかし、ノイキャンをONにすると音質が大きく劣化してしまう。
幸い、アプリでノイキャンはON/OFFできるため、普段使いならOFFにしておいた方が良いかも。
装着感・使用感
装着感と使用感共に素晴らしいです。眼鏡の上から装着しても違和感がなく、長時間使用しても痛くなりません。
しかし、眼鏡+マスクだと流石に耳への存在感は強くなります。

激しく頭を動かしてもズレません。
ただ、眼鏡やマスクの着脱、着替えなどすると流石に外れます。
物理ボタンを搭載しており、アプリで操作の割り当ても変更が可能。
非常に使いやすく最高の操作性だと思います。
骨伝導ヘッドホンOpenRun Pro 2と迷っている人へ
同ブランドの人気製品OpenRun Pro 2とどちらを買うか迷っている人への助言です。

骨伝導ヘッドホンのOpenRun Pro 2は耳の内側に一切触れませんが、OpenFit 2+は少し触れる部分があります。
触れる部分には油汚れなどが付着します。それが嫌ならOpenRunがおススメです。
また、連続再生時間とマイク音質もOpenRun Pro 2に軍配が上がります。
ただこれはOpenRun Pro 2の性能が良いだけでイヤーカフに負ける骨伝導もあるのは注意です。
一方で、低遅延やケース収納時のコンパクトさはOpenFit 2+に軍配が上がります。
特に低遅延の差は大きく、これが気になる人はOpenFit 2+がおススメです。
OpenFit 2+ 評価まとめ
OpenFit 2+評価をまとめるとこんな感じ
OpenROpenFit 2+評価まとめ
- オープン型の耳掛け式なら最高峰
- バランスのいい音質
- 物理ボタンの使い勝手
- 低遅延
- カラーバリエーションが少なめ
- 骨伝導、イヤーカフ型など開放型はライバルも多い
- マイクのノイキャンをONにすると通話音質が下がる
良いところ
流石のShokz。骨伝導同様に非常にクオリティが高いです。
音質の方向性はBoseやAppleなどの体感とバランス重視の音質ですが、これはこれで良い音だと私は思います。
特に開放型でこの音質は凄いです。
マイクの音質も優秀。リモート会議や通話用のヘッドセットとしても使えるレベルだと思います。
また、電源ONから接続の早さ、物理ボタンも使いやすくて使用感も◎
気になったところ
個人的な好みですが、ケースがグレーというよりシルバー。
しかもスプレーで塗装したような傷が目立ちそうなシルバーなのが気になります。
イヤホン自体の色はグレーが好みでしたが、ケースの色はブラックが好みでした。

Shokz OpenFit 2+ は買うべき?おすすめ?
OpenFit 2+ は耳掛け式の開放型イヤホンの中でも最高峰のクオリティです。
このタイプのイヤホン探していて、失敗したくない人にオススメです。
耳掛け式の開放型イヤホンを探している人
音質に癖のないバランスを求めている人
接続のスムーズさ、遅延の少なさを重視する人
一方で、マスクや眼鏡をを着用する場合はイヤーカフ型、スポーツ時特化なら骨伝導がおススメです。
