私は素人レベルだけどオーディオがかなり好き。好きだけど、5万円超えのTWSイヤホンは欲しいとは思ったけど、その度に試聴して価格程の価値を見出せなかったので購入はしてこなかった。
しかし、AZ100を聴いてイヤホンの面白さに再度ハマってしまったので、再び興味がでてきたので気になっていたNUARL Inovatorを聴くついでに他の高価格帯TWSと比較してみる。流行りのTechnics EAH-AZ100とも比較します。
EAH-AZ100、Inovator、PI8、Triumphなどを試聴してきた感想
注意点
- 店頭での試聴環境(騒音の中での試聴)
- 今回は一台5分くらいの軽い試聴
- 接続方法はLDAC、aptX LossLessを使用
- EQは初期設定に戻す
騒音の中だとかなり印象が変わるけど、逆に言えば騒音の中でも良い音と感じられたともいえる。
とはいえ、レビューじゃなくて日記って感じの記事です。
比較対象機一覧
Bowers & Wilkins PI8
NUARL Inovator
Noble Audio FoKus Triumph
HIFIMAN Svanar Wireless
DEVIALET Gemini II
おまけでTechnics EAH-AZ100
NVTR-BS NUARL Inovator
一番高価、唯一試聴したことがなかったイヤホン。
普段試聴しているお店だとこれが置いてないため今回遥々eイヤホンまで来た。
今回初試聴。しかし、試聴機が他の人のスマホとペアリング済みで解除できず、展示品のスマホでYouTube Musicを試聴したのみ。
パーソナライズ無しだけど、解像度も高く重低音と高音域の上も出てると思う。とはいえ、個性が薄い。TWSで聴くならもうちょっと派手さが欲しいのが本音。
真価を発揮するのがアプリでパーソナライズした時らしいが、パーソナライズのテストは試聴環境だと煩くて正確にはできていないと思う。
そんな不完全なパーソナライズした音は、他に試聴した物と同レベルに感じた。重低音が良さげだったけど、店頭BGMの低音に飲まれて良くわからなかった。あと高音域が刺さりそう。ケースは価格のわりに普通だけど本体の見た目はイイ。
厳しめの評価だけど、使用音源がハイレゾではなかったり、パーソナライズが不完全だったりで不利な中でも良い勝負ができていたので化けそうな感じはする。あんま変わらない可能性もあるけど。
Bowers & Wilkins PI8
今回試した中で一番楽しい音。
私はB&Wのワイヤレスヘッドホンは所持しており、過去にもいくつか購入しているくらいには好き。
良くも悪くもブレないB&Wらしい音。
迫力の低音と楽しい中高音域。分厚くて暖かみのある音。ギラギラしているけど下品さがあまりない。
見た目も音もリッチなイヤホン
B&Wが好きな人はB&Wを買い続けると思う。見た目も質感も高級感がある。イヤホンに興味は薄いけどお金持ってる人が使ってそう(偏見)
Noble Audio FoKus Triumph
写真撮り忘れたのでHPより画像引用。
今回試した中だと中音域~高音域が一番良かった。3万円以上の有線イヤホンと遜色ないレベル。ボーカル音源とか打ち込みの多い最近のJ-POPやアニソンとも相性が良さそう。
見た目も美しく、最近の中華有線イヤホンをTWSにしたらこんな感じになりそう。(音は高音域のみ)
デフォルトだと中~高音域は凄いけど、低音域は物足りない人が多そう。重低音を求めるならこれじゃなくても良いかも。EQ詰めれば化ける?
HIFIMAN Svanar Wireless
試聴した中で一番個性が出ていたのがコレ。ていうか頭抜けてる。
過去に一度聞いた時もこのクラスだとコレが一番気になった。
騒音の中でも迫力のある低音域、綺麗な高音域。
ワイヤレスイヤホンは高解像度なものだとデジタルっぽさが出て冷たく感じる音の物が多いが、これは程良く緩いのに高解像度に感じた。
こういった音のイヤホンをあまり持っていないため、無線とか有線関係なく純粋にこの音のイヤホンが欲しいと思った。
しかし、TWSイヤホンとは思えない大きさと個性的なデザイン。私にはあってたけど装着感も人を選ぶと思う。
ノイズキャンセリング搭載だが、ONにした時の音がOFF時と違いすぎて購入を控えた。
けど他のイヤホンの値段を考えるとかなり安く感じた。ノイキャンを使わないで音だけに拘るならこれ。
有線イヤホンみたいに音質全振りで選ぶならコレだけど、ワイヤレスだからこそ他の部分が気になって購入に戸惑ってしまうジレンマのある製品。
DEVIALET Gemini II
余談だけど、今回試聴しなかったけど、過去にこれとDEVIALET Gemini IIを買おうかずっと迷っていた時期があった。過去に試聴した感じ音だけならHIFIMAN、ノイキャンなどを含めた総合力だとGemini II。
HiFiMANの音を聞いてしまうとGemini IIでも満足できないし、Gemini II並みの機能と利便性を知ってしまうとHiFiMANでは満足できない。ないものねだり状態。
Technics EAH-AZ100
今回紹介した高価格帯TWSだけど、動画のコメントやSNSで「AZ100と比較してどうなのか?」というコメントが散見されたので感想を書く。
個人的には価格帯的に別枠のイヤホンだと思っているので、比較対象がおかしいという意見は無視します(気持ちは分かる)
AZ100も店頭の環境で試聴して比較。
低音寄りながら大人しいバランス。音場は他の機種に比べると広がりが物足りない。ただ、静かな場所で聴くよりも重低音が目立たなくなってバランスが良く感じた。
B&WとFocusと比べると好みによっては機能面なども含めるとAZ100を選ぶ人も多そう。誤解を恐れずに言うとB&WとFocusの中間みたいな立ち位置に感じた。価格はAZ100が一番安いけど。
ただ、AZ100はB&WとFocusよりも音の広がりに欠ける。一方で、低音~中音の情報量の詰まってる感じやギラギラしていない落ち着いた音は他には無い良さだと思った。そういった意味だとAZ100のうたい文句「生音質」という強みなのかも。
B&WとFocusは自分の好きな音源を好きなイヤホンで楽しむのに向いてるけど、AZ100はもっと日常的に色んな音源を色んな状況で聴くのに向いていると思った。
因みに家の静かな環境でじっくり聞いた感想はYouTubeで上げてます。
結論:音だけで選ぶ個人的ランキング(仮)
試聴環境というあまりにも浅い経験で選ぶ音質の好みランキングです。ネタとしてみてね
HiFiMAN>>>壁>>>Gemini II≧バランス重視ならInovator=楽しさ重視ならB&W=高音域重視ならFoKus≧低音寄りで薄味が好きならAZ100
(Gemini IIは今回試聴できなかったので過去の記憶に美化されている可能性があります)
ただ、Inovatorに関しては試聴環境が異なるため、信憑性はかなり低い。とはいえ、パーソナライズが不完全でもポテンシャルは感じられたのでちゃんとした設定だとどれくらい化けるか気になる。
でも正直、8.2万するならパーソナライズなしでも他のイヤホンをなぎ倒せるくらいの音質が欲しいなとは思った。
購入したのは?
購入したのはNUARL Inovator。
正直、試聴した環境だったら一番好みの音はHIFIMANだった。
しかし、家でゆっくり弄ったり詰めて遊びたい、使いたいと思ったのがNUARL Inovatorだった。
HIFIMANよりノイキャンと外音取り込みも普通に使えるレベルだったし、TWSで使うならそこは妥協できない。妥協するなら有線イヤホン買う!(貧乏)
それにしても高い。1年後とかに大きく値崩れしないか心配。
また価格もこの中では最上位クラスなので、他のイヤホンをレビューする指標として分かりやすく、持っておいても良いかなと感じたため。
現在在庫切れだったので取り寄せ中。
楽しみだけど想像は超えなくてHIFIMANが結局欲しくなる気がする。