どうも、イヤホン大好きものがまです。
今回は色々と話題のKZの中華イヤホン KZ EDA をレビューしていきます。
このイヤホンは、1つのパッケージに異なる3つのイヤホンが入っているということで話題になった製品です。
過去にバルブなどを交換して、一つのイヤホンで異なる音を楽しめる中華イヤホンは存在しましたが、今回はイヤホン丸ごと異なるものが3機種入っているという荒業っぷり。さすがKZ。
ところでなんでEDA?もしかして枝豆から来てる?
KZ EDA レビュー!開封&スペック
というわけで、開封していきます。この小さい箱に3つもイヤホンが本当に入っているのか?
入ってた。これで価格は4千円以下なのだから、頭がおかしい(誉め言葉)
内容物はこんな感じ。別サイズのイヤーピースは3サイズ。ケーブルも1本。イヤホン3つ入っているが、付属品は最低限って感じ。ただ、それぞれにMサイズのイヤーピースが装着されているので、その点は豪華。
パッケージには上から「Bass Version」「Balanced Version」「Resolusion Version」と記載されている。
KZ EDA スペック
ドライバー構成 | ダイナミックドライバ― 1基 |
---|---|
インピーダンス | 30-34Ω※ |
音圧感度 | 黒:113 dB/1 kHz、透明:112 dB / 1 kHz、緑:112 dB / 1 kHz |
再生周波数帯域 | 20 – 20,000Hz |
ケーブル | 銀メッキの二重平行(2pinコネクタ) |
KZ EDA 音質レビュー
本イヤホンは、3種類あるため「Bass Version」を金。「Balanced Version」を透明。「Resolusion Version」を緑と記載する。
KZ EDA 「Bass Version」金の音質
高音域 | |
中音域 | |
低音域 | |
解像度 | |
音場の広さ | |
迫力 |
ぶっちゃけ、1本1000円ちょいのイヤホンのまとめ売りで音質はどうせ残念だと思ったが、意外と悪くない。普通に1500円以上の音は出せていると思う。
高音域は、価格なりに無理しない程度に頑張って鳴らしている印象の音。鳴っていないこともないが、解像感の高いキレイな音は期待できない。とはいえ、こだわりのない人が普通に音楽を楽しむ分には十分出ている。
次に中音域。一番懸念していたボーカルが意外と前に出ており聴きやすい。ただ、女性ボーカルが少しキンキンする場面があったのが気になる。とはいえ、鮮明で切れのいい中高音域だと思う。
低音域は重低音はあまり鳴っていないが中低音域は量がそこそこある。とはいえ、Bass Versionと言う割に控えめ。飽くまで1DDといった感じ。ボンボンという緩めの鳴り方をする。
全体的に解像度は低めなものの、反応速度によるスピード感とキレのノリで誤魔化している感じはするので、長時間聴くとすぐに疲れてしまう音。とはいえ、楽しいのでこの価格なら有だと思う。
普通に千円くらいの安いイヤホンしか使ってない人にコレをあげたら喜ばれそう(喜ばれないか)
KZ EDA 「Balanced Version」透明の音質
高音域 | |
中音域 | |
低音域 | |
解像度 | |
音場の広さ | |
迫力 |
低音を出さずに中高音域をクリアに聴かせるイヤホン。昔は安価なイヤホンで低音をウリにしている物は、ボーカルが籠るものが多かった。それの対象的な位置として、低音は出ないけど中高音域を聴きやすくしたイヤホンがあった。それと同じ音。
ただ、最近は低音を出しつつもボーカルは籠らないイヤホンが多いので、わざわざ低音を犠牲にしている物は少なかったのでなんか新鮮。
個人的には、これくらい低音が出ないシャカシャカした音は好みだったりする。(一般的には酷評されているが)低音至上主義やドンシャリ好きは、めっちゃ嫌いそうな音。
ぶっちゃけ中・高音域に関しては金とあまり変わらない。相対的に若干、ボーカルの刺さりが和らいで高音域が伸びるようになっている気がする(気がする)
一番大きく異なるのは低音域。量が3分の1くらいにカットされている。本当に必要最低限しか鳴っていない印象。リード楽器やボーカルに集中したい人はこれくらいが気持ちいいが、低音を重要視する楽曲を好む人には物足らないと思う。
KZ EDA 「Resolusion Version」緑の音質
高音域 | |
中音域 | |
低音域 | |
解像度 | |
音場の広さ | |
迫力 |
透明からさらに低音が減るかと思いきや、同じくらいの量。単純に透明よりも中高音域の解像感が上がって上質な音になった気がする。一方で全体的にギラギラして疲れやすい音になった。
高音域と中音域は、EDAの中で一番好みの鳴り方をする。特に女性ボーカルの表現が好みで楽しい。
高音域は一番出ているがキンキンした音になる。
中音域は透明よりも、近い位置で鳴るためよりフォーカスが当たって聴こえる。
低音域は相変わらず最小限。若干だけど透明よりも少ない…?
総評
概ね予想はしていたが、3機種とも似ている。とはいえ、低音の量を調整することで上手くキャラ付けはされていると思う。
どうしようもない音が3つ入っていたらどうしようかと思っていたが、ちゃんとそれなりに聴ける音のイヤホンが入っている。300円のダイソーイヤホンを揃えて違いを楽しめる人なら十分に楽しめると思う。
悪い点を挙げるとすると、全体的に中高音域の線が細く、シャキッとした印象を受けるが迫力に欠ける。これは重低音が出ていないことや、高音の伸びの悪さからくると思われる。
個人的に既に色んなイヤホンを所持していることもあって、あらためて1個1500円で3個全部買うかと聴かれたらちょっと悩む。緑だったら買うかも…?
有線イヤホンが壊れたから欲しがってる友達へのプレゼントとか、「イヤホンの音は全部同じっしょ」みたいな人にお気軽に音の違いを楽しんでもらえるパッケージとして優秀。
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