VANKYO Z10に引き続き、Z4 Proをレビューしていきます。
Z10 PROのレビュー記事はこちら。
前回の記事で割と辛口レビューをしたので提供してもらえないと思ったのですが、VANKYOさん心が広い(?)ですね。感謝します。ありがとうございます。
さて、というわけで今回のMatrixPad Z4 Proはかなり自信があるのでしょうか。
これは期待が膨らみます。
VANKYO Z4 Pro 開封レビュー!Antutuスコアは?Z10との比較
というわけで、さっそく開封してレビューしていきます。
まずは開封と外観レビューです。
VANKYO MatrixPad Z4 Pro 外観レビュー
大きいですが、しっかりとした梱包です。
背面に英語で簡易的な仕様が書いてあります。
なんと、技適マークが印されています。
ベゼルは太めですが、デザインが洗練されているのであまり気にならないです。
1世代前のiPadっぽさがあります。
内容物一覧
内容物は以下
- MatrixPad Z4 Pro 本体
- 説明書(日本語あり)
- 充電アダプタ
- 充電コード(Micro USB)
Z10 には付属しなかった充電アダプタが入っています。地味に嬉しい。
本体の背面は高級感のある金属性
背面は高級感のある全面、金属ボディ
技適マークが印字されている。
MatrixPad Z4 Proの基本スペック
Z4 Proのスペックは以下の表のとおりです。
メーカー型番 | Z4PRO |
カラー | ブラック |
画面サイズ | 10 インチ(1280 x 800 IPSディスプレイ) |
CPUブランド | Rockchip |
CPUタイプ | None |
CPU速度 | 1.50 GHz |
プロセッサ数 | 4 |
RAM容量 | 2 GB |
メモリタイプ | DDR3 SDRAM |
HDD容量 | 64 GB |
HDDインターフェース | Solid State |
通信形式 | Wi-Fi |
ハードウェアプラットフォーム | ARM |
OS | Android9.0 |
スペック的にはZ10よりもRAM容量が1GB少ないため、下位モデルにあたるようです。
ディスプレイの解像度も今時珍しく 1280 x 800でフルHDじゃありません。
スピーカーは2基搭載のデュアルスピーカー仕様
Z10は背面にスピーカーがあったがZ4 Proは底面にあるので平置きでも音が籠らない。
ボタンなどは上部に集中して配置されている。
MicroSDカードスロットと3.5mmジャックがある点は素晴らしい。
VANKYO MatrixPad Z4 ProのAntutuスコア
Antutuスコアは約4万点!!
うーん・・・低い!(悲しい
10万点あるとゲームアプリがストレスなく動かせるレベルだと思ってるんですが、4万点だと厳しいです。
とはいえ、軽いゲームなら動くのでPUBGやCODなどの重たい3Dゲームをやらない場合はそこまで気にならないと思います。
MatrixPad Z4 Proの使用感
実際に触ってみたところ、驚くことにZ10よりもヌルヌル動くため意外と快適。
その要因として、解像度が 1280 x 800 であるためCPUの負荷が小さくなったのが大きい。また、ディスプレイのタッチ感度もZ10より良い気がする。
Webブラウジングや、動画鑑賞、読書などの用途に限定して使用する場合
値段もZ10より安いため、画質やスペックを気にしない場合はこちらのZ4 Proの方がおすすめ。
VANKYO MatrixPad Z4 Pro 良いところ&残念なところ
・・・とまあここまで、当たり障りのないレビューをしてきたが、ここから私が実際に感じた良い点と悪い点を正直に書いていきます。
MatrixPad Z4 Pro 良い点
というわけで、実際に使ってみて私が良いと思った事を書いていきます。
個人的にはZ10よりも気に入っています。
見た目の高級感がある
背面が金属ボディなので、高級感があります。
また、薄型なので持ち運びに便利です。
実際に手に持ってみると分かりますが、タブレット全体の質感も良いです。
ベゼルは太めだけど、ディスプレイの縁取りが丁寧なためスマートな印象を受けます。
Androidに馴れていない人にも優しい仕様(説明書とUI)
VANKYOさんの商品の良い点として、付属する日本語のマニュアルが非常に丁寧なことが上げられます。
今時「説明書でここまで説明する?」というくらい丁寧に書いてある。
なんと、画面の保護フィルムに電源を付けるまでの手順が書いてある。
(見にくくてすみません)
中華製品にありがちな、意味不明な日本語ではなくきちんとした日本語で説明書は書かれている。
- Androidの各機能や操作方法
- 搭載アプリの機能説明
- タブレットの部位の名称
などかなり説明書に親切に書いてある。
余計なアプリが入っていない
個人的に嬉しかった点として、Googleの純粋なAndroidが搭載されている事。
余計なキャリアアプリなどが一切入っていない点だ。
SONY、Huawei、Xiaomi どの有名なAndroidメーカーも独自開発した自社アプリをプリインストールしているタブレットが多いがこのVANKYOは余計なものは一切入っていない。
技適マーク取得をしている
VANKYO MatrixPad Z4 Proは
この価格帯の中華タブレットでは、超レアな技適マークを取得しているタブレットだ。
怪しい中華メーカーの激安タブレットは中華から輸入販売している者がほとんどだが、このVANKYOはきちんと日本で販売することが許された正規品です。
そういった点でも安心して利用できます。
技適マークとは?
総務省が定めたもので、電波法令で定めている技術基準に適合している
無線機であることを証明するマークです。
このマークは総務省が定めたものなので必要なのは日本のみです。
そのため、このマークが印されている商品は必然的に日本向けの販売を考慮した商品という事になります。
悪い点
次に実際にZ4 Proを使ってみて感じた不便な点、微妙な点を紹介します。
普段からハイエンドの端末を使っている私は、やはりスペックの部分で不満が多かったです。
ゲームを遊ぶにはパワー不足
やはり、2GBのRAM、Antutuスコア4万円点はタブレットの中ではかなり非力です。
iPhoneなので当たり前のように動いていたアプリも、かなりもっさりとした動作になる場合があります。特にゲームアプリは厳しいでしょう。
ブラウザやYouTube、書籍アプリくらいならば若干モタつきますがちゃんと動きます。
解像度が 1280 x 800
やはり、10インチモニタで1280×800は画質の粗さが目立ちます。。
Amazonの激安タブレット、Fire HD8と同じ解像度ですからね。
しかし画質が下がったおかげで、CPUのパワー不足を解消しているので何とも言えないです。
カメラは相変わらず使い物にならい
前回紹介したMatrixPad Z10同様にカメラはハッキリ言って使い物にならないです。
Z10はラグが酷すぎてブレブレで使えませんでしたが、そこは解消しています。
しかし、相変わらず写真が滅茶苦茶暗くなります。ホラーなレベルで暗い。
画質も8MPなのでガラケーレベル。
まあ、タブレットで写真撮る人はあまりいないと思うので重要視していないのでしょう。
スピーカーが音割れする(たぶん初期不良)
使用していた最初の頃は問題なかったのですが、途中から音が鳴るたびに小さな「コロコロ」という音が鳴るようになりました。
たぶんスピーカー部分がイカれてるんだと思うんですが、数時間使用でこうなったので耐久面に不安なあります。私の端末がたまたま外れだった可能性はあります。
まとめ VANKYO MatrixPad Z4 Proはこんな人におすすめ
MatrixPad Z10の時も同様だったが、嫌でもKindle Fire HD 10タブレットと比較してしまう。となると「HD10よりも優れている点でどちらを買うべきか?」を判断することになる
Z4 Proは取扱説明書などの丁寧な日本語や初心者にとって分かりやすいUIなどの配慮から普段からタブレットを触らない人などの機械に苦手意識がある人におススメしたい。
また、そういった層はFire HD10にPlayストアを導入することは難しいため最初から純粋なAndroidのこのZ4 Proが選択肢として有りになる。
MatrixPad Z4 Proはこんな人におススメ!
- Androidの基本的な操作マニュアルも欲しい人
- 格安タブレットが欲しいけど、Fire HD10の端末にGoogleプレイを入れたくない人
- 技適マークのある格安中華タブレットが欲しい人