2017/08/26更新
先日、購入したChromebook PlusとC302CAですが、だいぶ操作にもなれてきて使用感も落ち着いてきました。
そろそろ比較記事を書こうと思います。
基本スペック比較 大きな違いはCPUとディスプレイ
ASUS Chromebook Flip C302CA
Samusung Chromebook Plus
スペック比較表
スペック表を見ても分かるように、大きな違いはディスプレイとCPU性能です。
機種ごとのCPUの特徴は以下のようになっています。
ASUS C302CA [ Intel Core m3 ]
- Octaneでのベンチマークスコア 2万前後
- AndroidアプリはBetaチャンネルでそこそこ対応
⇛ 近日のアップデートでStableチャンネルに対応しました!!
Samusung Chromebook Plus [ ARM-based OP-1 ]
- Octaneでのベンチマークスコア 1万前後
- AndroidアプリはStableチャンネルで快適に動作
結局C302CAとChromebook Plusどっちがいい?
単純なCPU性能だけならC302CAのほうが2倍以上の性能を発揮します。
現にC302CAはタブを複数展開した状態でも全くモタつきません。
ただ、Androidアプリの動作に関してはARMのChromebook Plusの方が相性が良く、対応アプリの種類も豊富です。
Androidアプリの使用感については私の各レビュー記事を参考にしていただけると分かりやすいと思います。
あとはコメントなどで「○○ってアプリどう?」と書いてくれれば調べます。
ディスプレイと表示画質の比較
ディスプレイに関してはChromebook Plusの勝利!
ディスプレイと表示画質に関してはSamsung Chromebook Plusの勝利です。
400nitという輝度の高さと解像度の高さからフォントなどの見やすさは圧倒的です。
(C302CAは300nit)
3:2という画面比の影響で情報量はChromebook Plusの方が多く感じます。
このディスプレイと同等のスペックとなるとChromebook Pixelくらいになります。
ディスプレイ解像度を上げてもC302CAほどマウスポインタが小さくならないのも使いやすくて◎です。
ASUS C302CAも用途がハマればSamsungより優れている!?
実はスペック的にはC302CAの方が0.2インチほど大きなディスプレイです。
以下のような状況の場合C302CAの方が優れているかもしれません
- 比率16:9の動画をフルスクリーンで視聴する場合
- 横方向にスクロールするアプリなどを使用する場合
ただし、解像度を上げてしまうとアイコンやマウスポインタが小さすぎてかなり使いにくく感じます。
キーボードとトラックパッドの比較
左がC302CA 右がChromebook Plus
キーボードに関してはC302CAの勝利!
見た目ではわからないほどの違いですが、実際に使用してみると
C302CAのキーボードの打ちやすさが勝っていると感じます。
さらに C302CAは、バックライトキーボードを搭載しています。
バックライトはChromebookの中でも珍しい機能です。
強力なC302CAの魅力の一つと言えるでしょう。
トラックパッドに関しては引き分け?
C302CAの方がトラックパッドが大きいためジェスチャー操作は容易です。
ChromeOSはジェスチャーの種類が豊富でマスターすればマウスが必要ないと感じるほどです。
トラックパッドの滑りに関してはChromebook Plusの方が優れているように感じました。
細かい作業やドラッグ&ドロップなどの操作がスムーズにできるChromebook Plusの方がストレスは少なく感じます。
ただし、トラックパッドに関しては使用者の指との相性もあると思うのでなんとも言えません。
スピーカーの音質を比較
音に関しての評価は主観が大きく入るのであくまで「Monogamaの場合」だと思って下さい。
この動画の2:32あたりから2機種の聴き比べができます。
スピーカーの音質はC302CAの方が優れている!?
C302CAは小型スピーカーの中では低音、中音域が出ているように感じます。
スピーカーの配置が本体手前の左右に配置されているので穴が塞がるような事もない
この2機種はラップトップ型なので様々なスタイルで使用する事が想定されます。
いろんなスタイルで使用してもC302CAのスピーカーは塞がることはありません。
例:畳んでタブレットのように使用しても画面部と干渉しないなど
Chromebook Plusのスピーカーの音質
Chromebook Plusのスピーカーはラップトップ型にありがちな高音域寄りの音質です。悪くは無いですが、間違いなく良くもないです。
底面に配置されていることも環境によってはスピーカーを塞ぐのもマイナスです。
次はそれぞれの機種が持つ独自の機能について触れていきます。
ASUS Chormebook C302CA だけにある機能 良いところと強み
ASUS Chromebook Flip C302CAの特徴、強み
- バックライトキーボード搭載
- 日本でも購入可能(2017年9月以降)
- 日本で修理可能
バックライトキーボード搭載
上述しましたが、バックライトキーボードはC302CAの特徴です。
ライトアップじの見た目も素晴らしく、とてもカッコイイです。
日本でも購入と修理が可能
Chromebookの多くの機種が米Amazonなどからの個人輸入が必要です。
しかし、ASUS は日本での発売が発表されています。(現在発売中)
個人・法人及び教育機関向けに、「ASUS Chromebook」ラインナップを一新
これによって輸入をしなくてもC302CAを含むFlipシリーズが日本で購入可能になりました。
さらに、キーボードも日本語版のものを入手できます。
Amazonでも取扱い開始してますね。
修理も日本で対応してくれるので故障してしまっても海外に修理を申請する必要がありません。
安心して購入できる製品と言えます。
Samsung Chromebook Plus だけにある機能 良いところと強み
Chromebook Plusの特徴、強み
- 比率3:2の12.5インチ 高解像度のディスプレイ
- 筆圧対応のタッチペン内蔵
- AndroidアプリにStableチャンネルで対応
筆圧対応のタッチペン内蔵
Chromebook Plusには筆圧対応のタッチペンが内蔵しています。
これがなかなか良好で、ラグも少なく非常に書きやすいです。
タッチペンを取り出すと自動でメモ帳が開かれる(設定変更可能)
とっさにペンでタッチ操作をしたいときや、メモをとりたい時に内蔵式は非常に便利です。
実際に落書きしてみた
問題点としては対応しているアプリが少ないことです。
Androidのペイントアプリにいくつか対応しているようですが、すべてのアプリで快適に動作はしないようです。
スタイラスペンは飽くまでもメモや落書き程度に使用する目的のものだと思います。
StableチャンネルでAndroidアプリが動作可能
私個人としてはこれは、Chromebook Plusの一番面白い点だと思います。
Chromebook plusでミリシタを最高画質でプレイしてみた。
高画質設定の音ゲーも余裕で動かす事ができる。
monogamaが確認した限りでは、遅延などもなく快適に操作できた。
Chromebook Plusは、現時点でAndroidアプリを最も快適に動かすことができる機種です。
上位機種のChromebook ProよりもCPUとの相性の関係でAndroidの動作に関しては勝っています。
実際に、Proはミリシタは起動しませんでした。
まとめ
最後にそれぞれの特徴をまとめておきます。
ASUS Chromebook Flip C302CA
- 高性能CPUで快適な動作
- バックライト搭載の高品質キーボード
- 日本で購入と修理が可能なので安心
Samsung Chromebook Plus
- Chromebookの中でも最高クラスのディスプレイ
- 筆圧感知スタイラスペン内蔵
- Androidアプリが比較的安定して使用できる
ブログ作成などの入力作業や画像編集を行いたい人はC302CA
ブラウジングやノート代わりに使用、Androidアプリでゲームを楽しみたいという人はChromebook Plus
といった感じでしょうか。
Chromebook PlusのCPUが高性能になったものが欲しい!という方は上位機種のChromebook Proをオススメします。
値段は$150ほど上がりますが。。。
しかも、Plusより対応しているAndroidアプリが少ないという。。
おわりに
如何だったでしょうか。
海外にはこの2機種を比較した動画やブログがたくさんありますが、日本ではあまりなかったので書いてみました。
どちらの機種もChromebookを好きになれる素晴らしい機種です。
それではまた〜
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