2019年7月17日にSONYの新型完全ワイヤレスBluetoothイヤホン「 WF-1000XM3 」が発売されました。
SONYのWF-1000Xという完全ワイヤレスイヤホンの後継機にあたるモデルです。
私は以前レビューしたAVIOTの「TE-D01e」という完全ワイヤレスイヤホンを大絶賛しました。
【レビュー】AVIOT TE-D01d買った!TE-D01eとの違い、GLIDiC TW-7000との比較。最強に途切れないという評判は本当か。 – Monogamaの地獄の釜のフタ
しかし、
WF-1000XM3が発表された瞬間、一目惚れして「これ絶対買う!!」と決めてしまいました。それくらい楽しみにしていた商品なので、ワクワクしながらレビューを書きます。
WF-1000XM3徹底レビュー!音質とノイズキャンセリング、外観や途切れにくさなど大満足な仕上がり
余談ですが、SONYのイヤホン・ヘッドホンは名前が似ていてわかりにくいですよね。
ノイズキャンセリングヘッドホンはWH-1000XM3
完全ワイヤレスイヤホンはWF–1000XM3 です。 FってなんのF? フリーザ?
WF-1000XM3レビュー!前機種からの変更点
ソニーの2019年の新型完全ワイヤレス WF-1000XM3 と WF-1000X との違い
前機種と比較し、WF-1000XM3の主な機能は以下のとおりです。
WF-1000XM3の良い変更点
- 音飛び、途切れが圧倒的に少なくなった
- パワーアップしたノイズキャンセル機能
- ハイレゾ相当の音質に対応(DSEE HX)
- 外音取り込み機能を搭載
- 本体のみで6時間再生のバッテリー
WF-1000XM3の残念な変更点
値段が高くなった
それくらいしか思いつかん・・・
今作めちゃくちゃパワーアップしてます。
前作のWF-1000Xで不満のあった点を完璧に改善してWF-1000XM3を出してきた感じがします。流石SONY。すごいぞソニー。けど値段は高いぞソニー
WF-1000XM3 開封!内容物と外観レビュー
それでは開けていきましょう!
ほえーーかっこいい
SONYのオーディオ機器って「大人の嗜好品」感があって好きです。
内容物はこんな感じ
高そうなイヤーピースが豊富に入ってます。
通常のイヤーピースとは違い、特殊な形状をしています。きっと良いやつですこれ。
左はゴム製かと思いきやウレタンのような素材で柔らかいです。
ケースの質感はさらっとしていて、卵のようなで非常に良いです。
あんかブランド物の化粧品のようなデザインです。かなり高級感あります。
ブラックとゴールドの2色展開ですが、蓋部のカラーは共通してゴールドです。
イヤホン本体の質感
本体の外殻部はケースと同じような質感の素材が使われています。
WF-1000XM3の寸法(サイズ)・重さについてAVIOTとの比較
このWF-1000XM3は機能満載で見るからに大きくて重そうですが
片耳8.5gとそこまで重くないです。(GLIDiC Sound Air TW-7000が片耳6.5g)
詳しいスペックはSONYの公式ページを参照して下さい。
AVIOT 「TE-D01d」とのサイズ比較
ケースはTE-D01dよりも一回り大きいが、本体の重さは同じくらい。
かっけぇ。。。
SONY WF-1000XM3を実際に使ってみた感想・音質レビュー
それでは最初に音質についてのレビューです。
ペアリグ方法ですが、NFC接続がすごく簡単で便利です。
スマホのNFCをONにしてケースに近づけるだけでペアリングできます。
この1000MX3はイヤーピースでかなり、音質と遮音性・ノイキャン性能が変わる印象です。イヤーピース比較記事はこちら⇓
SONY WF-1000XM3を劇的に高音質化する!?おすすめイヤーピース 5選 – Monogamaの地獄の釜のフタ
SONY WF-1000XM3音質レビュー
☆5が最高評価
イコライザはOFF、DSEE HXはOFF
高音域 ☆☆☆☆
中音域 ☆☆☆
低音域 ☆☆☆☆
解像度 ☆☆☆
音場の広さ ☆☆☆
すごく・・・標準です・・・・
低音域は緩めでウッドベースのような温かみのある音です。締りのある音ではないですが、好みのレベルです。
中音域はデフォルトだと少しクリアさに欠ける気がします。高音域が刺さる印象です。
全体的に音のバランスは良いと思います。
と、あまり良い感じに書きませんでしたがそれは「HeadphoneConnect」というアプリを入れることで激的に解決します。このアプリを入れることでDSEE HXをONにして、イコライザを調整したらかなり音が良くなりました。
中音域がクリアになり、高音域の癖がなくります。そして、音場も広くなった気がします。
DSEE HXを有効にした音質の評価(超偏見)
高音域 ☆☆☆
中音域 ☆☆☆☆
低音域 ☆☆☆☆
解像度 ☆☆☆
音場の広さ ☆☆☆
完全に自分の好みで設定したので、あてにならないと思いますがDSEE HXはかなり効果はあります。
訂正
イコライザとDSEE HXは併用できないようです。
個人的にはイコライザ弄った音の方が好みかもしれない…すみません。。
WF-1000XM3の音場が広くなる!?おすすめのイコライザ設定
DSEE HXと併用出来ないようなので使うか微妙なところですが…個人的におすすめのイコライザ設定を乗せておきます。
WF-1000XM3の外音取り込み機能がすごい!
個人的に感動したのはアンビエントサウンドのクリアさである。
Zolo Libertyなどの外音取り込み機能のある機種と比較してもWF-1000XM3はかなり取り込んだ音が自然に聴こえる。というか、もはやそのまま耳で聴くのと大差ない。
アンビエントサウンドモードはL側をタップし続けてる間も作動するのが、非常に便利。
ノイキャンとアンビエントサウンドモード(外音取り込み)が使えない場合
ノイズキャンセリングと外音取り込み機能の性能は素晴らしいが設定が少しわかりにくい。
WF-1000XM3は説明書を読むと「Lをタップでノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能をON/OFFできる」と書いてありますが、実際はGoogleアシストが起動します。
これを直すためにはアプリをダウンロードする必要があります。
アプリのDLは必須です。
WF-1000XM3はアプリをダウンロードすることで有効になる機能が凄すぎる
WF-1000XM3は「HeadphonesConnect」というアプリを入れる事で、以下のような多くの機能が使えます。
- ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能のON/OFF
- DSEE HX
- イコライザ
- ガイド音声を日本語に変更
新機種WF-1000XM3の接続安定性、音の途切れにくさなど
まず、スマホとイヤホンの通信強度のチェック
1階に音源(スマホ)を置いて2階をウロウロしてみます。
トイレなど扉越しの密室に入っても一切途切れることなく使用できました。
次に左右のイヤホン接続強度です。
完全ワイヤレスイヤホンはこの部分が音途切れの要因になることが多いです。
LかRどちらかのイヤホンを親機にして、親機に片方の子機がつながる仕組みです。
が、このSONYのWF-1000XM3は左右を本体に接続することで音飛びを最小限に抑えられます。
WF-1000XM3を山手線の人混みで使ってみた。音途切れはしないのか
実際にかなり途切れにくいです。山手線を音質優先で使用しましたが、全く途切れませんでした。
検証日はそこまで人が多くなかったので満員電車で使ってみたレポートを後日書きます。
ノイズキャンセリング機能の強さ
前作のSONY WF-1000Xはノイズキャンセリング機能は弱めという評価が多かったのですが、今回はどうなのでしょうか。
ノイズキャンセリングの強度は、WH-1000XM3ほどではないけど効きます。
というのも元々遮音性が高いので、十分すぎるノイズキャンセリング効果です。
静かめの音楽を聴く方や、瞑想に使用したい人にはかなり良いと思います。
SONYのWF-1000XM3実際に使ってみて感じた凄いところ&便利な所
DSEE HXの高音質化機能が凄い
このDSEE HXという機能は圧縮された音源をデジタル処理することでハイレゾ相当の音質に補完するという機能。これが素晴らしいです。
YouTubeやSpotify、AmazonMusicなどの音源はすべて圧縮された音源なので、これらすべてがハイレゾ相当の音に補強されます。
SONYのサポートに聞いたところ「スマホの音源すべてにDSEE HXが適用される」とのこと
つまり
Spotifyの無料アカウントでもハイレゾ相当の高音質で聴けてしまうんです!!
もちろん、本当のハイレゾ音源には劣りますが。。
個人的にYouTubeやプライム・ビデオの音も高音質化してくれるのは非常に嬉しい
アプリで設定したイコライザはイヤホンに保存される
WF-1000XM3は専用のアプリでイコライザを設定できるのですが、なんとこの設定は他のスマホやウォークマンに接続しても生きてます。
そのため、アプリのない環境でも予め設定しておけば好みの音でWF-1000XM3 を楽しめます。
各人が持っているWF-1000XM3ごとに設定が違うの音が違うってことです。
自分に1つだけの音にカスタマイズしたイヤホンって感じがしてカッコいいです。
操作のアナウンス音声は日本語に変更可能。多国籍な音声を楽しめる。
アプリを使えば操作アナウンス音声を変更できます。
こんな感じ。追加で人気声優の操作アナウンスとか有料販売してくれ。
WF-1000XM3 レビューまとめ
良いところ
- 圧倒的に音は途切れにくくなった
- とても高級感がある
- ノイズキャンセリング機能が強力
- 本体の音質をイコライザで設定可能
- 音声ガイドを変更可能
残念なところ
- 本体6時間は十分だけど、個人的には少し短い
- アプリをダウンロードしないと使えない機能が多い
- ケースと本体の大きさ
- イコライザとDSEE HXは共用できない
残念なところをまとめた記事書きました。
総評
全体的にかなり満足度が高い商品だと思います。
ノイズキャンセリング・音の途切れにくさ・外音取り込み・音質
すべての機能が高クオリティで搭載されています。
気になる点としては、音質です。これは好みが分かれると思います。
私は素の音はあまり良くないと感じたので、イコライザで自分好みに設定する必要がありました。
大きさと重さですが、使ってみると意外と気になりません。装着感がかなり良いので違和感がありません。
最初は「たっけーーーーー!」って思ったけど、実際に見て使ってみると
デザインとつくりの高級感も素晴らしく、2万5千円という値段はむしろ安いと感じます。ていうか、SONYさんもかなりギリギリの値段設定にしたと思います。すごいです
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